九段線の中国の法的根拠認められず。南シナ海問題で中国は全面敗訴か

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中国が主張する九段線
しかし南シナ海のほぼすべてに
主権や権益が及ぶとするその主張は

周辺国家に猛反発を受け、仲裁裁判所により
中国の主張には法的根拠がないとされました。

それでは今回は九段線とはいったいどのようなものか
中国の示そうとした法的根拠とは
いったいどのようなものかについてみてみましょう。


 

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■九段線とは

九段線
(引用:http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1405/22/news014.html)

上記画像の9つの破線をつなげたものが
中国が権利を主張する九段線です。
線をつなげると伸ばしたような舌にもみえるため
牛の舌とも呼ばれています。

中国は歴史的に九段線は
疑う余地のない主権という説明しかしていません。

国際法上の根拠はとても曖昧で
そもそも緯度も経度も明示されていません。
そのため九段線はとてもふわふわしたものです。

資料によって9つの破線の位置が
ずれていることもままあります。
 

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■九段線と中国とフィリピン

今回九段線で争っているのは中国とフィリピン。
まずは九段線とフィリピンの排他的経済水域の違いについて見てみましょう。

中国とフィリピンの対立
(引用:http://www.bbc.com/japanese/35188098)

こちらのあ緑の線が中国の主張する九段線。
赤の破線がフィリピンの排他的経済水域ですね。

九段線が認められてしまえば
周辺諸国、特にフィリピンが困るというのは
納得の行くものです。

■九段線の法的根拠

それでは次に、中国の九段線の法的根拠と
フィリピンの反論の法的根拠について見てみましょう。

中国は、国連海洋法条約発効の1994年以前からの歴史的権利と主張。
しかし実効支配した法的根拠はほとんど提出していません

上記画像のスプラトリー諸島の7つの岩礁で
人工島造成を行ったぐらいでしょうか。
しかしこれは昔に行ったものではなく
2014年前後に行われたものです。

国連海洋法条約が発効したのは1994年。
つまりは九段線の主張とは全く関係なく、
むしろ逆で、九団線が正しいとして
人工島の作成を強行したということになりますね。

逆にフィリピンは1950年以降に
南シナ海の海域の多くの離島を管理してきたという法的根拠が有ります。

■おわりに

オランダ・ハーグの仲裁裁判所は
中国が九段線を主張する法的根拠がないと判断し
南シナ海の中国の動きに待ったをかけた状態となりました。

しかし法的拘束力はあるものの
判決を強制執行する手段はありません。

中国がこれからどうでるかに注目が集まりますが
NHKの海外向けテレビ番組の
ワールドプレミアムでは南シナ海の九段線を認められない、
としたニュースが中国で流れた時に

放送が中断し、画面が真っ黒になるということが二回ほどありました。
すくなくとも中国側は国民には今のところ隠しておきたいようです。
そうなると民間の漁船は今まで通りの動きをしそうなんですよねぇ…。

 

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