大隅良典教授がオートファジーの仕組み解明でノーベル賞受賞

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大隅良典教授がオートファジーの仕組みを解明し
多くの病気、特にパーキンソン病などの
予防法や治療法の開発につながるとみられたことで
ノーベル医学・生理学賞を受賞しました。

今回は大隅良典教授についてと
オートファジーについて見てみましょう。


 

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■大隅良典について

名前:大隅良典(おおすみ よしのり)
生年月日:1945年2月9日
出身:福岡県福岡市

大隅良典は4人兄弟の末っ子として生まれました。
父親は大学の工学部に勤めており、

四人の子供のうち大隅良典だけが
研究者として高校でも化学部に所属するなど
化学に惹かれていったという。

そして東京大学の理学二類に進学。
しかし新設された教養学部の基礎科学科の

科学の全分野を4年間かけて学び、
その後に専門を選ぶという方針に興味を持ち
そちらに進学をします。
1967年に東京大学を卒業し、そのまま大学院へ進学。

そして京都大学の生物物理学教室に内地留学などを経て
ノーベル賞を受賞したエーデルマンの研究室へ留学。

その後日本に帰国し東京大学理学部で助手、
講師、そして助教授に昇任。

1996年には基礎生物研究所に転じて巨樹に就任し
2009年には東京工業大学の統合研究員の特任教授に就任し
現在はフロンティア研究機構でも特任教授となっています。

■オートファジーとは

オートファジーとは細胞が
不要なタンパク質などを分解する仕組み。
酵母からヒトまで、細胞に核のある
すべての生物がもつものであり

細胞の中で正しく機能しなくなってしまった
タンパク質などを異常を起こす前に取り除いたり、
栄養が足りないときにタンパク質を分解し
そして新しいタンパク質やエネルギーなどにする役割です。
 

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■大隅良典のオートファジーの発見

大隅良典は1988年に世界で初めて
栄養の足りなくなった酵母が、
細胞の成分であるタンパク質を
分解するために取り込む瞬間を発見し

その後はオートファジーが起きない酵母を人工的につくり
通常の酵母と比較して、オートファジーに必要な遺伝子を特定。
そしてそれがヒトを含む、細胞に核のある
すべての生物が持つことであることを解明しました。

■オートファジーの発見で何が変わるか

神経細胞は分裂しないため
細胞の中に古くなった異常タンパク質が貯まると
薄まることは基本的にありません。

しかしそのように異常タンパク質が貯まると
アルツハイマー病など神経変異疾患になってしまいます。

ではなぜ基本的に薄まらないのに
すべての人がアルツハイマー病にならないかというと
オートファジーが除去して防いでいるからです。

つまりアルツハイマー病などの神経変異疾患は
オートファジーが正常に働いていないため、ということになり

オートファジーについてさらなる研究が進めば
アルツハイマー病やパーキンソン病などの
治療・予防が出来るとされています。

■おわりに

大隅良典のオートファジーは
本当にノーベル賞受賞に値する発見ですね。

実はオートファジーの研究を巡っては
2015年1年間だけでも5000本もの
関連する論文があるほど。

こんな大規模な研究の発端となっているのが
大隅良典の発見であるため
生命科学の分野でどれだけ偉大だったかがわかりますね。

また、2013年に大隅良典は動画で
若者たちに向けてメッセージをおくっています。

 

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