山崎晃嗣の光クラブ事件が凄まじい。遺書や日記などから見える姿

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1948年に山崎晃嗣がおこした光クラブ事件。
戦後は価値観や権威が完全に崩壊し
復興に向けてエネルギーが満ち溢れていました。

しかしその一方で既存の価値観が失われるということは
道徳観も失われたということで
今までとは違った事件が起こるようになりました。

そのような事件はアプレゲール犯罪とよび、
山崎晃嗣がおこした光クラブ事件もその一つでした。
今回は山崎晃嗣と光クラブ事件について見てみましょう。


 

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■山崎晃嗣について

名前:山崎晃嗣(やまざき あきつぐ)
生年:1923年10月
出身:千葉県木更津市

山崎晃嗣はまさにエリート。
1942年には東京亭置く大学法学部に入学をします。
しかし戦時中のため陸軍主計少尉として北海道に赴きます。

このときに上官の私的制裁により
一高時代の同級生を亡くしますがこのことは
秘密裏に処理されました。

そして終戦の際も上官の命令で
食料を隠すものの密告されて横領罪で逮捕。
上官をかばったものの
尋問を受ける際に警察から虐待。

そして事前に約束された横領分の
分け前すら得ることが出来ず
戦時中の同級生への扱いなどから人間に失望をします。

■山崎晃嗣が起こした光クラブ事件

東大に復学した山崎晃嗣は
友人の日本医科大学生の三木仙也と
1948年9月に東京中野の
鍋屋横丁に貸金業「光クラブ」を設立します。

山崎晃嗣が父親から借りた一万五千円を元に
月に一割三分もの高配当で金を集め
それをさらに二割一分から三割もの高利で貸し付ける仕組みでした。

人目を引く看板や大業な新聞広告で知名度を上げ
さらには東大生が経営の中心だということで注目され
四ヶ月後には資本金が400万円。
社員も30人にも増えるという急成長をします。

その後は銀座にも進出をして
月商5000万円を達成するものの、
1949年7月に山崎晃嗣が物価統制法違反で逮捕。

このことで会社の信用を失ってしまい
出資者は出資金の返済を迫り
3000万円の債務を負うことになってしまいます。

そして光クラブという名称を変更して
資金を集めようとしても失敗、
株の空売りで資金調達をしようとしても失敗。

3000万円の債務を山崎晃嗣は莉芳できなくなり
債務返済の前日である1949年11月24日に
遺書を残して毒を飲み、自ら命をたちます。
 

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■山崎晃嗣の日記

前述の戦時中と戦後におこった
警察の尋問や上官の裏切りなどで
人間に失望した山崎晃嗣。

東大に復学後は全ての科目で「優」の
成績を取るために、勉強、睡眠、生活全てを
日記に分刻みで書き込んでいます。

一日の時間を「有益時間」「無益時間」
「中立時間」「市民時間」「女色時間」とし
重要なものから優先順位を
つけていくということをしていたという。

何故日記にそこまで分刻みでのスケジュールをかいてまで
全ての科目で「優」を取ることに固執したかというと

山崎晃嗣は人間に失望していたため
人間の能力の限界を探求し、
まだ誰もやったことがないと言われることに挑戦するためでした。

■山崎晃嗣の遺書

1:御注意、検視前に死體(体)に手をふれぬこと。
法の規定するところなれば、京橋警察署にただちに通知し(中略)
灰と骨は肥料として農家に賣(売)却すること
(そこから生えた木が金のなる木か、金を吸う木なら結構)

2:望みつつ心やすけし散る紅葉理知の生命のしるしありけり

3:出資者諸兄へ、陰徳あれば陽報あり、
隠匿なければ死亡あり。お疑いあればアブハチとらずの無謀かな…

2は辞世の句ですね。
他にも遺書の最後の方では文字が判別できなく
最後になんと書きたかったのは闇の中です。

■おわりに

山崎晃嗣には6人もの女性がおり
女性から「人の誠意がわからない人だ」となじられると
「誠意を見てくださいという言葉ほど履行されぬものはない。
人は合意にのみ約束される」とも言っています。

そして彼が自ら命をたったのも
契約は人間と人間を拘束するもので
命がないならそれは物体であり
人間と物体には契約は適用されないから。

山崎晃嗣が自ら物体にかえることで
理論的統一を全うしたということが日記に書かれています。

このように山崎晃嗣は日記と遺書から見ると
最後まで山崎晃嗣なりの合意主義を徹底していたのです。

もし光クラブ事件で逮捕されるほどの高利貸ではなかったら
山崎晃嗣はどうなっていたのでしょう。
話題性はあったわけですから
利益率は低くても十分に成功はしていそうですが…。

 

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