曜変天目茶碗の再現に人生をかけた専門家が中島誠之助の判定に異議あり!

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2016年12月に放送されたテレビ東京「開運!なんでも鑑定団」で
出品された茶碗が世界に三点しかない
曜変天目茶碗であると中島誠之助が太鼓判を押したのは記憶に新しい。

しかし曜変天目茶碗の再現に人生をかけている
陶芸家の長江惣吉も否定をしています。

今回はなんでも鑑定団で出た茶碗が
なぜ曜変天目茶碗ではないとされるのかについてみてみましょう。


 

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■曜変天目茶碗について

曜変天目茶碗は世界に3つしか現存していません。
日本での呼び名であり、およそ800年前に
中国南部の福建省で作られたもの。

現存するものは今までは3点しかないとされており
漆黒の器の内側に星のように見える大小の斑文が散らばり
器の中に宇宙が見えるとも評されます。

そして今までは3つしか現存しておらず全て国宝。
なんでも鑑定団でついに4つ目が登場した、とされていますが
それに待ったをかけたのが長江惣吉。

親子二代に渡り曜変天目茶碗の再現に
人生を捧げてきた陶芸家です。

■長江惣吉について

長江惣吉の父は陶芸家人生の大半を
曜変天目茶碗の再現に費やしたものの
1995年に脳梗塞でなくなってしまっています。

長江惣吉はそんな父親に最初は反発していて
生前の折り合いは悪かったものの

父がなくなったその年に長江惣吉の父あてに
研究発表の招待が来て長江惣吉が代わりに赴き
土を知り、謎に迫ります。

そして国宝、曜変天目茶碗を手に取る機会があり
強い光彩を放つ曜変天目茶碗が心に残っていたために
長江惣吉自身も曜変天目茶碗の再現をするように。

そうして長江惣吉は今まで中国に28回も渡り、
現地の研究者を交流をして
曜変天目茶碗の再現に挑んできました。
 

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■長江惣吉の曜変天目茶碗の再現

長江惣吉は毎日のように実験をし、
組織構造を分析して
化学変化、気相反応を起こし
傍目には完成とも思えるほどの5椀ができています。

しかしこれは2万焼いて5つの茶碗に出るかどうかという
ほんとうに効率の悪い特殊な方法で
当時でも成功率は低かったに違いないとしています。

こちらが長江惣吉の再現した長江惣吉の作品。

■長江惣吉は何故番組の茶碗を否定したか

長江惣吉の再現した作品は天然材料が使われており
焼き方に寄って色合いが変化するもので星紋は自然発生したもの。

しかし鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく
それぞれの色がそのまま発色したもの。
長江惣吉が言うには、おそらくスピネル顔料を
塗りつけたものだとしています。

また、長江惣吉以外にも曜変天目茶碗の再現技術で
第一線の、日本で言う人間国宝に認定された
中国人研究者の孫建興も偽物であると断言しています。

そして中国陶磁考古学の世界的権威の
大学教授、森達也氏も鑑定品の裏にある文字の
「供御」というのは中国で彫られるもので
日本にある伝世品にはない特徴だとしています。

長江惣吉本人らしき人物が動画をあげています。

個人的には画像や詳しい解説からすると
おそらくは本人であるかと思います。

■おわりに

実物を見ずに映像だけで判断するのは軽率であると
長江惣吉は自ら語っていますが

それでもここで疑問の声をあげないと
父にも顔向けが出来ないとして
リスクを背負ってまで疑問を投げかけた、ということのよう。

 

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