大嘗祭の平成31年日程は11月14日から。秋篠宮さまが会見で意見

天皇が即位の際に
初めて行う新嘗祭である大嘗祭
(現在の読み方は「にいなめさい」
「だいじょうさい」)

平成31年に行われる大嘗祭の日程は
2019年11月14日からとなっていますが

この大嘗祭について
秋篠宮さまが政府とは違った意見を
会見にて仰るという事態に。

今回は大嘗祭の日程と
秋篠宮さまの意見について
みてみましょう。

 

■大嘗祭の日程

まず大嘗祭とは前述の通り
天皇が即位をした際に
初めて行う新嘗祭のこと。
毎年11月に行われる
五穀豊穣などを祈る収穫祭。

天皇陛下の譲位は2019年4月30日。
平成で言うと平成31年4月30日。
そのため2019年11月の新嘗祭が
大嘗祭になるということになります。

現在の天皇陛下である明仁さまは
1990年1月7日に即位をして
大嘗祭は1990年11月22日、
23日の日程で行われました。

明仁さまは2016年7月には
生前退位の意向を示したとし
2017年12月には生前退位し
2019年4月30日に譲位することが決定。

そして大嘗祭は平成31年11月に
行われること事態は確定しており
平成31年11月14日か
23日になる見込みとされており

2018年3月30日には
大嘗祭の日程が
平成31年11月14日から
15日にかけて行われると
宮内庁が正式に発表。

この時には宗教性が強く
政教分離の原則を踏まえて
国事行為とはしないこと、

ただし公的性格が有るために
経費については公費から
捻出されるとしていました。
 

■昭和から平成、平成から新元号

また、昭和から平成への代替わりでは
日本の内外に天皇陛下が即位したことを
明らかにする儀式である
即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)の
日程は1990年11月12日。
大嘗祭の日程は1990年11月22日及び23日。

平成から新元号への代替わりについては
即位礼正殿の儀が2018年10月22日、
大嘗祭の日程は2018年
(平成31年)11月14日および15日

昭和から平成の場合は
10日後に大嘗祭ですが
今回の場合は23日後に大嘗祭
ということになります。

■秋篠宮さまが大嘗祭に意見

1965年11月30日生まれの
秋篠宮さま。

53歳の誕生日の少し前、
2018年11月22日に
文仁親王同妃両殿下の記者会見が
行われました。

この際に秋篠宮さまは
大嘗祭について政府の見解とは
異なる意見を明かしています。

要約をすると以下の通り。
全文に関しては
後述するリンク先にて
ご確認ください。

「即位の礼は国事行為」
「ただ、大嘗祭については
皇室の行事として行われる」

「ある意味の宗教色が強い」
「宗教色が強いものについて
それを国費で賄うことが適当かどうか」

「平成のときの大嘗祭のときにも
そうするべきではないという立場だった」
「今回も結局、そのときを
踏襲することになった」

「私はやはり内廷会計で
行うべきだと思っています」
「大嘗祭自体は絶対にすべきもの」

「言ってみれば身の丈にあった儀式に」
「そのことは宮内庁長官などには
かなり私も言っている」
「言ってみれば話を聞く耳を持たなかった」
「私は非常に残念なことだったなと」

参考:宮内庁ホームページ
 

■費用について

実際に平成の大嘗祭の費用は
22億5000万円。

秋篠宮さまが主張しているのは
内廷費(天皇家の私的な会計)で
大嘗祭をまかなうことで、

2018年度の予算でいうと
総額で3億2000万円。

政府は秋篠宮さまの
発言を受けても大嘗祭について
公費支出の方針は
変えないとしています。

■おわりに

実際の所大嘗祭は
政教分離の原則を踏まえ
国事行為にはならないものの
宮内庁の公費である「宮廷費」から
出るのはなんというか微妙な所。

そのため個人的には
秋篠宮さまの仰る通り
内廷費で出すほうが道理は通る印象。

ただ政府としては大嘗祭は
皇室の行事として
即位礼正殿の儀の後に行われるため

日本内外にアピールを
するという目的もあるでしょうし
費用をかけないというわけにも
いかないんでしょうね。