2005年9月に、若干26歳で、当時は最年少で日本の国会議員になった杉村太蔵さん。
2010年7月には、再び衆議院選挙で立候補するも、残念ながら落選。その後、4年でなんと1億もの資産を築いたそう。
現在は、薄口評論家としてお茶の間の人気を集めています。今回は、そんな杉村太蔵さんの経歴を探っていきます!
大学中退から国会議員になるまでの道のり
杉村太蔵さんは、北海道旭川出身で、父と祖父は歯科医、曽祖父は弁護士という家庭に生まれました。
曽祖父が弁護士であったことから、筑波大学で弁護士を目指し司法書士を目指すが、スポーツ推薦で入った体育専門学群から法学専攻へ転部を試みるも認められず、大学は6年で中退したそう。
大学中退後、清掃員に
大学を中退し、就職活動にも上手く行かず、実家に帰ろうと父に話した所、「帰ってくるな、働かないなら死んだほうが良い」と言われて目が覚め、「それくらいでないと、人間は生きていけない」と悟ったそう。
それから、杉村さんは、ビルの清掃員として仕事につき、年配の方々が、汚くひどい使い方をされている場所でも、めげずに清掃を続ける姿に感銘を受けたそうです。
自らも、トイレ内で寝れるくらい綺麗に清掃を徹底していたとのこと。
清掃員から、証券会社の雑用係に
杉村さんの、働きぶりをみていたドイツ証券の重役グレン・ウッド氏が、ドイツ証券の入社試験を受けるように勧めたそうです。
杉村さんはその入社試験を受け、見事に契約社員として、ドイツ証券に就職が決まりました。
ドイツ証券での雑用係をしていた杉村さんですが、当時尊敬する部長のカフェラテをいち早くお届けするため、カフェの店員と仲良くなり、450円するカフェラテを1000円で支払い、その部長にカフェラテをスピーディーに届け、部長の信頼を勝ち取っていたそうです。
それが、杉村さんの初めての投資だったと語っています。
会社での業務が、候補者公募につながる
ドイツ証券で働き始めてから2年経った頃、グレン・ウッド氏から「郵政民営化したら、株価が跳ね上がる為、選挙の動向を調べろ」とのことで、郵政民営化の動向を調べることに。
調査の中で、自民党が候補者公募をしていることを知り、一次審査の論文課題が自身が調査している内容に関連していたため、応募をしてみたそうです。
論文の内容は、上司、顧客、大臣が言っていることをまとめ、自分自身もそう思う、だから小泉さん頑張ってくださいと書いたとのこと。
なんとその翌日には自民党本部から電話があり、その後5回の面接をクリアし公募に合格されたそうです。
26歳で国会議員に
2005年9月11日、杉村さんは郵政解散を受け、行われた衆議院議員総選挙で当選を果たします。
「棚からぼた餅という言葉は僕のためにあるような言葉」「念願のBMWが買える」など、お騒がせな発言をして、自民党幹部から厳重注意を受けることも。
そんな杉村さんですが、小泉チルドレンとして政治活動の初期には党改革の象徴として抜擢もされ、国会で立党50年宣言を読み上げたりもしました。
議員としての活動ですが、例えば若年者雇用、ニート・フリーターといった雇用労働問題にも取り組んでいらっしゃいました。
任期終了と再び立候補するも落選
小泉チルドレンの一人として脚光を浴びた杉村さんですが、その後、自民党内での影響力の拡大が難しく、2009年の衆議院解散総選挙において公認が得られず、国会議員任期一期で終了してしまいました。
再び、2010年には「立ち上がれ日本」の参議院比例代表で出馬したものの、残念ながら落選となりました。
落選後、投資家、タレント、更に事業家に
2010年の落選後、政界・日本からも離れ、「あの人は今?」と騒がれることを避け、奥さんとお子さんを連れて、カナダのバンクーバーでしばらくデイトレーダーとして収入を得ていたそうです。
1日中パソコン5台を使用して、数百万を稼いでいたとのこと。
日本に帰国後、タレントとして活動、更に億単位の収益
今までの経験を活かし、デイトレーダーとして稼いでいらっしゃったとはいえ、「こんなのいつまでもやってられない」と日本に帰国し、タレント活動をスタート。
2012年、野田総理が解散を発表した瞬間に、株価が上がると思い、タレントとして収入を得た資金と、持っている有り金をかき集め、全部株に投資し、数千万の収益を得たそう。
そこで終わらず、不動産のほうがもっと上がると考え、不動産投資もした所、億単位の収益が出たとのことです。
シャッター街を蘇らせる
北海道旭川市出身の杉村さんは不動産投資によって大きな成功を収めましたが、次は旭川市のシャッター街に投資をしたそう。
2022年夏に「旭川ここはれて」をオープンさせ、若手企業希望者の支援とチャレンジ環境づくりを目指しました。
意欲のある家庭起業家を支援するため、資金・礼金・違約金なし、その他借金をしなくても済むような仕組みづくりを考えました。
まとめ
元最年少国会議員で、現在、投資家・タレント・実業家の杉村太蔵さんについて紹介しました。
国会議員時代はお騒がせ発言で話題となりましたが、政治家になる前からもとても根性のある姿勢をされていたんですね。
現在はタレントとしても活躍されていらっしゃいますが、国会議員になる前の証券会社での経験を生かし、投資でも成果を上げられています。
投資は、正確に情報を読み取ることが大切です。
世界中の投資家が相場分析に役立つ定番ツールとして、MetaTrader 4を活用していますが、ぜひ市場の動きを見るためにmt4 ダウンロードをして使用してみてください。
杉村さんのように、小さな積み重ねが将来の大きな成果につながるかもしれませんね。

