「ロシアの妖精」とも呼ばれる女子フィギュアスケート選手、アリーナ・ザギトワさん。オリンピックを始め様々な世界大会で優勝し、まさにフィギュア界の女王という名にふさわしい選手ですよね。
そんなザギトワさんが現在どんな生活をしているのか気になる方も多いのではないでしょうか?愛犬「マサル」の噂についても併せて調査しました。
ザギトワは現在どんな生活をしている?
ザギトワさんは2019年12月に、競技生活から離れることを発表。2025年現在も競技へは復帰していませんが、アイスショーには積極的に出演し続けています。
ザギトワさんは現在、アイスショーの他にも多岐に渡って活動しており、ロシアの人気リアリティ番組の司会や共演者として数シーズン出演したことも。
また、2022年の北京オリンピックでは現地でレポーターとして競技や選手インタビューで活躍した他、教育番組などにも出演。ザギトワさんの現在の活動について、次の見出しでさらに詳しくご紹介します。
アイスショー・制作プロジェクト
ザギトワさんは現在、自ら構想・音楽・舞台監督を務めるロック・アイスミュージカルの企画などもしています。
舞台設計から演出まで細部を自ら監督しており、エフゲニア・メドヴェージェワの出演も話題になりました。2人がライバル関係であったことから不仲説が何度も出ていましたが、お互い否定しており、仲の良さを見せつけていました。
教育・慈善活動
2020年にはロシア国家経済公共行政アカデミーに入学。ジャーナリズムやプロデューサーの学びを深めているようです。
また、2021年にはチャリティイベントに参加し、100万ルーブル(2025年7月現在、日本円で約182万円)を病院に寄付しました。自ら積極的に学び、社会貢献もしていることがわかります。
さらに地元タタールスタン共和国との協力で、ザギトワさんが運営するフィギュアスケートスクールをカザンに建設。「単なる名前貸しではなく、現場で直接若い才能を育てたい」とコーチとしても関わる予定だそうです。
ブランドのアンバサダー活動
ザギトワさんは世界中の多くのブランドとアンバサダー契約をしており、過去には日本の資生堂のアンバサダーも務めていました。
プーマやスポーツウェアのブランドの他にも、ロシアの石油会社など多種多様なブランドや会社のアンバサダーとして活動しているようです。
愛犬マサルとの共演キャンペーンなども話題になりました。
マサルが死んだって本当?
結論からお伝えすると、ザギトワさんの愛犬マサルが死んだという情報は信憑性が低く、健在だと思われます。
2025年2月には7歳の誕生日を一緒に祝った姿をSNSにアップしており、様々なメディアで報じられました。ファンからも「大きくなったね」など喜びの声が多数上がっていました。
また、3月にも散歩動画を投稿。黒のTシャツにミニスカ-ト、タイツ姿のザギトワさんとマサルが共に街を歩く姿がファンを魅了しました。
その後も元気な姿が投稿されているため、死亡説は嘘である可能性が高いでしょう。
ザギトワとマサルの出会い
ザギトワさんは2018年の平昌オリンピックで来日していた際、日本の雑誌に載っていた秋田犬の写真を見て気に入り、「飼いたい」と母親に相談。
この話を聞いた秋田犬保存会から、生まれたばかりの赤毛の秋田犬のメスが日本とロシアの友好の証としてザギトワさんに贈られました。
そしてザギトワさんは平昌オリンピックで金メダルを獲得。犬の名前を日本語で勝利を意味する「勝る」から「マサル」と名付けました。
マサルは愛情たっぷりに育てられているようで、とても大きく元気に育っています。
ザギトワの経歴
アリーナ・イリナゾヴナ・ザギトワさんは2002年5月18日にロシア・ウドムルト共和国イジェフスクで生まれました。父親はアイスホッケーコーチで、5歳からスケートを始めたそうです。
本格的にフィギュアスケートを始めたのは7歳の頃で、意外にも10歳まで表彰台に上がったことはなかったといいます。2015年、13歳頃から国際大会に出場し、2017年には世界ジュニア選手権で金メダルを獲得。
そして2018年には、弱冠15歳の時に平昌オリンピック女子シングルで金メダル、団体戦では銀メダルを獲得しました。
ザギトワ・ルール
元々フィギュアスケートは、演技後半の残り1分30秒以内に行ったジャンプには1.1倍の加点が与えられるというルールがありました。体力的に厳しい後半にジャンプを入れることを評価するためです。
ザギトワさんはこのルールを最大限に活用し、平昌オリンピックではジャンプ7本全てを後半に集中させ高得点をマークし、金メダルを獲得しました。
ISUはこの戦略を芸術性やバランスに欠けるとして、新ルールを制定。このルール変更はザギトワさんの演技構成がきっかけとなったため、「ザギトワ・ルール」と大きく話題になりました。
ザギトワはなぜ競技から身を引いたの?
ザギトワさんは現在、競技から離れていますが、正式な引退宣言はしていません。第一線を退いた理由はいろいろあるかと思いますが、過去に「燃え尽き症候群」であったことを明かしました。
また、10代の女性の身体の変化が激しいことや、ロシアの若手選手たちが次々と4回転ジャンプを成功させるなど競技レベルが一気に上昇したことも関係あるかもしれません。
フィギュアスケートへの愛情は深いザギトワさんなので、勝負ではなく芸術や自己表現の場として、今後もフィギュア界を盛り上げてくれるのではないでしょうか。
まとめ
ここまでロシアのフィギュアスケーター・ザギトワさんの現在や、愛犬マサルについてご紹介しました。
ザギトワさんは現在、競技からは離れていますが、変わらぬ美貌とパフォーマンス力でファンを魅了し続けています。愛犬マサルもとても愛されて元気に大きく育っている姿がSNSで確認することができ、日本人としても嬉しいですね。
ザギトワさんの今後の活躍も楽しみです!