2023年も10月に入り、リーグ戦が終盤を迎えているNPB(日本野球機構)。来シーズンに向けて海外FA権やポスティングシステムを利用してMLB(メジャーリーグ)に挑戦する選手も出てくることが予想されています。「MLB挑戦が確実視されている選手が知りたい」「メジャー挑戦の海外FA権やポスティングシステムって何?」といった疑問を持った方に向けて、この記事では
- MLB挑戦が確実視されている選手を紹介
- MLBに挑戦する方法とは
について解説していきます。この記事を読むことで来シーズンMLBに挑戦する選手やメジャーへ行く方法がわかります。是非、最後まで読んでみてください。
MLB挑戦が確実視されている選手を紹介
2024年にMLB挑戦する選手を紹介します。
山本由伸(やまもとよしのぶ)
2023年オフにMLB行きがほぼ確実と言われているのがオリックスの山本由伸です。2021年と22年で投手5冠を達成。2023年には2年連続でノーヒットノーランを達成した現時点での日本No1ピッチャーです。MLBへの挑戦はポスティングシステムを利用します。WBCでも活躍しており、海外からの評価は高いため、欲しがる球団は多いのではないかと思います。
上沢直之(うわさわなおゆき)
2023年10月2日に球団側がポスティングシステムを容認する方向と報道があったのは日本ハムのエースと言われている上沢選手です。上沢選手は2022年オフでMLB挑戦を希望する表明して2023年シーズンに臨みました。今シーズンの結果は24登板で9勝9敗、防御率2.96とパッとしない成績になりましたが、MLB球団が指名するのか、また、指名した場合いくらになるのか注目を浴びています。
今永昇太(いまながしょうた)
DeNAベイスターズのエースとして活躍する今永選手もMLB挑戦の可能性が高い選手です。WBCの決勝でも先発として登板しており、海外からも高評価を得られています。現在30歳でプロ8年目となりますが、怪我しがちで規定投球回到達が少ないことがネックとなっています。9月8日、MLB公式サイトで今永選手が今オフでポスティングシステムによるメジャー移籍を目指していると報道があり、MLB挑戦は濃厚となっています。2023年の成績は22登板で7勝4敗防御率2.80となっています。
MLBに挑戦する方法とは
MLBに挑戦する方法は以下の3つの方法があります。
- 海外FA権を行使する
- ポスティングシステムを利用する
- 自由契約でMLBに行く
それぞれ解説していきます。
海外FA権を行使する
海外FA権とは、プロ野球で1軍登録された日数の内、145日を1シーズンとして、累計9シーズン分を超えると海外FA権が取得できます。海外FA権を行使すると、海外のどんなチームとも自由に契約可能になります。
ポスティングシステムを利用する
ポスティングシステムとは、移籍先の球団から日本球団に譲渡金が支払われます。譲渡金は契約する選手の年俸総額と連動する方法となっています。2500万ドルまでは20%、2500から5000万ドルは17.5%、5000万ドルを超える場合は15%が譲渡金として設定されます。球団同士がやり取りするため、MLB挑戦したい選手は球団がポスティングシステムの利用を認めないといけません。また、海外移籍では「在籍6年以上かつ25歳以上」のみMLB契約が可能というルールがあります。大谷選手はポスティング移籍時に24歳だったため海外移籍できず、最終的にマイナー契約したため大きな減額となりました。
自由契約でMLBに行く
プロ野球で自由契約となった選手がMLB球団と交渉し、契約することでMLBへ行くことが可能です。しかし、若い選手を自由契約にしてMLBへ移籍したとしても、球団側に何もメリットがありません。力のある選手は、自由契約にせず球団側にメリットがあるポスティング利用することが多くなっています。
まとめ
今回は2024年にMLB挑戦する選手の紹介や、MLB移籍する方法について解説しました。今回紹介した選手以外にも、オフシーズンになってからMLB挑戦を表明する選手も出てくると思います。MLBに挑戦する選手達が、メジャーでどのように活躍するのかワクワクしますね!今後の情報に注目して応援しましょう。