2025年2月、ノルウェーで行われたノルディックスキー世界選手権。ジャンプ女子個人ノーマルヒルに出場した伊藤有希選手は、出場した日本勢で最高の9位でした。
今回一緒に出場した高梨沙羅選手は14位に終わりましたが、2人に不仲説があるということで今回調査しました。伊藤有希選手と高梨沙羅選手の関係性やエピソードについてもご紹介します。
伊藤有希と高梨沙羅の不仲説とは
伊藤有希選手と高梨沙羅選手は同年代で、出身地も近いことから、幼い頃から常にライバル的存在とされてきました。確かにお互い「追いつけ追い越せ」と切磋琢磨する関係ではあると思いますが、不仲であるという情報はありませんでした。
むしろ2人の仲は、「同志」「チームメイト」という絆がとても強いように感じます。
https://twitter.com/jisinjp/status/958882847133085696
長年、ジャンプ女子はオリンピック種目ではなかったことから認知度も低く、支援もわずか。先輩たちの苦労を知っている2人は「女子ジャンプのために」という想いが強く、「同志」として共に戦ってきた仲間なのです。
伊藤有希と高梨沙羅の関係性
前述したように幼い頃から身近な存在でもあり、ライバルでもあった伊藤有希選手と高梨沙羅選手。2人の年齢は2歳差で、伊藤有希選手の方が年上。小学生の頃から一緒に試合に出ていたといいます。
伊藤有希選手は中学時代、初出場の国際大会で好成績を残したり、銅メダルを獲得したことも。「スーパー中学生」と呼ばれていました。
しかし伊藤有希選手が伸び悩んでいた高校時代、高梨沙羅選手はW杯を始め様々な大会で優勝。負け知らずの連戦連勝で、最年少優勝記録を樹立するなどし「天才女子ジャンパー」と騒がれました。
伊藤有希と高梨沙羅のエピソード
思うような結果が出せず悔しい思いをし続けていた伊藤有希選手でしたが、2017年のW杯ではついに高梨沙羅選手を抑え初優勝。
伊藤有希選手は高梨沙羅選手について、「高梨選手という世界のトップが身近にいることで、そのレベルや実力差を体感できた。高梨選手に負けることでモチベーションが上がった」と語っていました。
さらに伊藤有希選手は「ずっと世界のトップを走っているアスリートなので、いつも学ばせていただいている」と高梨沙羅選手への尊敬の気持ちを謙虚に話していました。
平昌2018オリンピックでのハグ
2018年の平昌オリンピックで、伊藤有希選手と高梨沙羅選手は共にメダル候補者として期待されていました。本人たちもソチオリンピックでの悔しさをバネに努力し続けてきた中、伊藤有希選手は追い風に見舞われてしまい、最終順位は9位。
無念ともいえる自身のジャンプ直後に跳んだ高梨沙羅選手。銅メダルとなった会心のジャンプを決めた高梨沙羅選手に、伊藤有希選手は駆け寄って抱きしめ、涙を流しました。
https://twitter.com/hpddotk/status/1490684898520272896
自身の状況に関係なく、心から祝福している伊藤有希選手の姿はまさに「トップアスリート」だと多くの人々が感動、称賛しました。
プロフィール
最後に、伊藤有希選手と高梨沙羅選手のプロフィールをご紹介します。
伊藤有希
名前 | 伊藤有希(いとう ゆうき) |
生年月日 | 1994年5月10日(2025年3月現在:30歳) |
出身地 | 北海道上川郡下川町 |
身長 | 161cm |
高梨沙羅
名前 | 高梨沙羅(たかなし さら) |
生年月日 | 1996年10月8日(2025年3月現在:28歳) |
出身地 | 北海道上川郡上川町 |
身長 | 152cm |
まとめ
ここまで、女子スキージャンプの伊藤有希選手と高梨沙羅選手の関係についてご紹介しました。
2人は幼い頃からお互いに刺激し合い影響を与えながら、ライバルとしてだけでなく同志、チームメイトとして、ずっと一緒に切磋琢磨してきました。
いつも「先輩たちがいて、自分がいる」と感謝を忘れない2人は、女子ジャンプの地位向上に大きく貢献しています。伊藤有希選手と高梨沙羅選手の更なる活躍に期待して、これからも応援していきたいですね!