冬季オリンピック2026の舞台が近づく中、若き才能が世界を席巻しようとしている2025年現在。
今回は、冬季オリンピック2026（ミラノ・コルティナ大会）で注目すべき若手選手たちにスポットを当て、その競技、魅力、エピソードを余すところなくご紹介します。彼らの躍進が冬のスポーツの未来を彩る予感でいっぱいです！
冬季オリンピック2026の注目若手選手・競技
以下では、冬季オリンピック2026で特に活躍が期待される世界の若手選手を数名取り上げ、それぞれの競技背景・魅力・エピソードなどを紹介します。
①Ilia Malinin（アメリカ／フィギュアスケート）
Ilia Malinin（イリア・マリニン）選手は「Quad God（クアッド・ゴッド）＝4回転の神」の異名を持つ、まさに冬季オリンピック2026のフィギュア界次世代を担う逸材です。
2025年の世界選手権で6つの4回転ジャンプを成功させ、1位を大きく突き放しました。
中でも史上初の4回転アクセル（通称「4A」）を実戦で成功させており、Ilia Malinin選手のジャンプは「誰も踏み入れていない領域」にあります。「自分自身が最大のライバル」という言葉通り、技術の限界に挑み続ける姿勢が魅力でしょう。
見どころ・魅力
フィギュアスケートという競技では、表現力はもちろんですが、技術点の伸びが鍵となります。Ilia Malinin選手は技術面でも非常に優れており、特にジャンプ構成で他を圧倒しています。
そのため、「史上最高」「革命的」と称されており、Ilia Malinin選手が冬季オリンピック2026の舞台でどんなプログラムを見せてくれるかとても楽しみです。
②Jordan Stolz（アメリカ／スピードスケート）
出典元：Jasper K
スケートリンクを駆け抜ける「若武者」。Jordan Stolz（ジョーダン・ストルツ）選手はスピードスケート界における次世代スターです。2024年世界オールラウンド選手権で優勝。史上最年少優勝記録を更新しました。2025年のワールドカップでは、500m・1000m・1500mの高速種目で無敗を継続中。スプリント系から中距離まで幅広く強く、「複数距離での金メダル」が期待されています。
見どころ・魅力
スピードスケートは、細かなフォーム・氷上の滑り・ペース配分などが勝敗を分けます。Jordan Stolz選手は若さゆえの勢いと、すでに実績を残している安定感の両方を持っているところが強みです。
冬季オリンピック2026では「複数種目でのメダル獲得」というチャレンジに大きく期待されています。
③ 村瀬心椛（日本／スノーボード・ビッグエア、スロープスタイル）
日本からの注目株。村瀬心椛（むらせ ここも）選手は10代の頃から国際舞台で存在感を発揮しています。
2022年の北京オリンピックではスロープスタイル10位、ビッグエアでは銅メダルという成績を残しました。 冬季オリンピック2026ではビッグエアの金メダル候補と言われており、若くして大舞台を狙っています。
見どころ・魅力
スノーボードは「技の革新」「エアの高さ」「スタイル」が勝敗・注目を左右します。村瀬心椛選手はチャレンジ精神とすでに世界頂点に匹敵する実力を兼ね備えており「日本発・次世代ウィンタースポーツ女王」の象徴とも言えます。
④ Valentino Guseli（オーストラリア／スノーボード・ハーフパイプ、ビッグエア）
出典元：Valentino Guseli
オーストラリア出身ながら、イタリア語も操る注目の若手スノーボーダー・Valentino Guseli（ヴァレンティノ・グセリ）選手。16歳で北京五輪ハーフパイプ決勝進出（6位）を果たし、冬季オリンピック2026に向けて注目されています。
怪我からの復帰中で、ハーフパイプ・ビッグエア・スロープスタイルの複数種目出場を目指しているという野心的な計画も。
見どころ・魅力
ハーフパイプ・ビッグエアにおいては若い世代による技の進化が顕著で、Valentino Guseli選手はイタリア訓練拠点も活用しているようです。「異国ルーツ×若手才能」という点でも注目されています。
⑤Mia Brookes（イギリス／スノーボード・ビッグエア、スロープスタイル）
出典元：FIS Snowboarding
イギリス出身のMia Brookes（ミア・ブルックス）選手は、スノーボード界で「ワンダーキッド」として評価されています。史上最年少の16歳で世界選手権優勝、イギリス人選手では初めてスロープスタイルで優勝するという快挙。2023-24シーズンのビッグエア世界カップ＆Xゲームを制覇。冬季オリンピック2026でメダル獲得を目指す有力な若手の一人とされています。
見どころ・魅力
ビッグエアは「飛び技」「高さ」「アクション性」が魅力の1つ。Mia Brookes選手は若さと勢い、そして多彩なスノーボード技術で注目を集めています。
冬季オリンピック2026で若手選手が注目される理由
若手選手たちが台頭してきたのには、以下のような背景があります。
出典元：KSL News Utah
技術の進化と若手選手の強い存在感
近年、スノーボードやフィギュアスケート、スピードスケートなどではジャンプの回転数や高さ、フォームの洗練など技術的レベルが上がっています。
前述したIlia Malinin選手が「4A（四回転アクセル）」という史上最高難度ジャンプを成功させたことなど、まさにその象徴です。
Jordan Stolz選手がスプリント種目・中距離種目を制し、若くして世界王者になったこと。それも体力・トレーニング・若さというアドバンテージが功を奏していると言われています。
オリンピックのサイクルと“若さのタイミング”
冬季オリンピック2026に向けて、多くの選手が「次世代」として位置づけられています。「前回大会で経験を積んだ若手」が次のオリンピックで本格的に飛躍を見せるというケースが多く、例えば村瀬心椛選手も前回大会出場経験があります。
また、多くの若手注目選手が10代前半から国際大会などで活躍していることもあり、逆に前回大会は年齢制限で出場できなかったという選手もいます。そのような選手が満を持して出場できるようになったということも大きいようです。
まとめ
ここまで、冬季オリンピック2026の注目すべき若手選手や競技についてご紹介しました。
冬季オリンピック2026の舞台は、若きスターたちが持つ技術革新や若さゆえの勢い、そしてその背景に秘めたストーリーが一層ドラマティックにしてくれることでしょう。
次世代を担う若手選手たちの挑戦と成長から目が離せません！
