甲子園中止決定！発表日は20日で意見は真っ二つにわれる

甲子園中止が決定されました。正式な発表日は20日であり少し先ではあるものの他の競技などでも大規模な大会については中止の流れであったのでさほど驚きはありませんが…。しかしそんな甲子園中止決定により反応は真っ二つにわれてしまいました。

甲子園中止決定

甲子園中止と知らせがでたのが2020年5月15日。本来であれば8月に開催されるためにおよそ3ヶ月前に中止の発表が出たということになります。ただし正式発表は5月20日水曜日。

政府の緊急事態宣言が39県で解除される中、甲子園についてはかなり時期が後であるため「もしかしたら…」という思いもありました。しかしここで甲子園中止が決定。

また、春にはセンバツも中止が正式発表。センバツは通常の開催時期は3月下旬から4月であり、2020年ですと3月19日に開幕予定。しかし11日とかなり直前になって中止を発表。1924年から続いていたセンバツにとって(予定されていた大会の中止は)史上初。

そのため甲子園についても中止かどうか発表が出るのはもう少し後、しかも緊急事態宣言が解除されつつある中であるためどう転ぶかはわからないと思われていましたが…。夏の甲子園中止は米騒動が起こった1918年、独ソ戦に関連した1941年についで3度目。

中止理由は選手の安全を最優先にするため

甲子園中止の理由は選手や関係者の健康面や安全を最優先に考えた結果。5月14日に政府により緊急事態宣言は39県で解除をされたものの、当初は5月6日までであり、この延長期間が大きく響いたと見られています。

多くの学校はすでに部活を休止しており、緊急事態宣言が解除されてから練習を開始してもブランクが例年より存在。更には解除されている県とそうでない県では不平等感がどうしても出てしまいます。

他の競技も中止を発表

中止を発表したのは甲子園だけではありません。ほぼ同時期、8月12日に開催予定であった全国高校総合体育大会(インターハイ)も4月26日に中止を正式決定。1963年から行なわれていた同大会の中止は史上初。

この時に主催者としては「今後部活動が実施できる状態になった場合に何らかの場を設ける」との発表はあります。

そして8月に行なわれる予定であった全国中学校体育大会も4月28日に中止を決定し関係機関に通知。4月24日には全中が中止を検討していると報じられましたがその時にBリーグの富樫勇樹も嘆き。

全中も中止…

この経験なしでは今の自分はないのに… pic.twitter.com/D83SrFPb9P

— Yuki Togashi 富樫勇樹 (@YukiTogashi) April 24, 2020

更に5月12日には全日本大学野球連盟が8月12日から9日間に渡って開催される予定であった第69回全日本大学野球選手権を中止すると発表。こちらも1952年から開催されており中止となるのは初めて。

こうみると甲子園中止はかなりギリギリまで緊急事態宣言などがどうなるか見極めていた事がわかります。全中が中止を検討という報道があった後に正式な発表がきたため、甲子園中止も正式な発表自体はまだですがほぼ確定と見ても良さそうです。

甲子園中止で世間の反応は真っ二つに

甲子園中止はそうなるだろうなぁと思っていたもののやはり衝撃は大きいですね…。高校3年の球児はどうすれば良いのか。人生賭けていた人も過言じゃなく大勢いるはずですし。

中止発表もギリギリまで時勢を見極めようとしていたのでインハイなどと比べると中止発表が遅くなったんでしょうけど、結果としてはもしかしたらできるかも？という希望をもたせて球児を落胆させてしまった結果に。センバツも超直前に中止でしたし今年は球児に厳しすぎる…。