マロ・イトジェの銀メダル拒否動画に波紋!敬意を欠く行為なのか?

スポーツ

イングランドのマロ・イトジェ。ラグビーワールドカップの決勝でイングランドは有利と思われたものの敗北。その悔しさからかマロ・イトジェは銀メダルを拒否。

動画でもそのシーンが放送されており、そのことについて紳士の国であるものの敬意を欠く行為であると波紋。今回はそんなマロ・イトジェについてと銀メダル拒否に波紋であると報じられたことについてみてみましょう。 

マロ・イトジェのプロフィール

出典:マロ・イトジェインスタグラム

名前マロ・イトジェ
英名表記Maro Itoje
愛称スーパーマロ
生年月日1994年10月28日
出身イギリス・ロンドン
身長195cm
体重115kg

マロ・イトジェのルーツはナイジェリア。少年時代はラグビー以外にもサッカーをしており、バスケや砲丸投げでU17イングランド代表経験のスポーツエリート。ちなみにサッカーではディディエ・ドログバのようだったと自称。マロ・イトジェは文武両道。

マロ・イトジェはイングランドの名門であるサラセンズにて19歳の時にプロデビュー。主に空中戦の軸であるロックを務めており2014年にはラグビーでU20シックスネーションズ、U20世界大会ですでに国際舞台にて活躍。

2016年の欧州6各国対抗戦、マロ・イトジェが21歳の時にテストマッチでデビューをするや否や一気にイングランド代表選手に。そして2016年にマロ・イトジェは世界最優秀新人選手を受賞もしています。

そして2019年10月26日にイングランドは優勝候補筆頭であったニュージーランドを破り決勝進出。この時にマロ・イトジェがプレイヤーオブザマッチ(POM)を受賞。

 
 
 
 
 
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マロ・イトジェはオールブラックス戦にて3回ターンオーバーを奪い、らいんあうとでも7回ものキャッチに成功。まさに若きスター。

マロ・イトジェが銀メダル拒否に波紋

 
 
 
 
 
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2019年11月3日に行われたイングランド対南アフリカ。マロ・イトジェらイングランドは前述のように敗北。この時に表彰式でマロ・イトジェは銀メダルを首にかけられるのを拒否。こちらがその銀メダル拒否動画。時間は0:33頃。マロ・イトジェは握手していますが明らかに銀メダル拒否。

また、マロ・イトジェだけではなく他の選手も銀メダルをすぐに首から外します。主に最初から銀メダル拒否をしたマロ・イトジェの行為に波紋。主に日本ではなく母国であるイギリスが批判的に報道。

イギリスのデイリー・メールのメダル拒否の波紋を扱ったタイトルはこのような形「No thanks! England players are criticised for REFUSING to put on runners-up medals after heavy defeat by South Africa in World Cup final」。

乱暴に訳すと「『いらない!』イングランド選手、W杯決勝で南アフリカに手ひどくやられて銀メダルを拒否して批判される」といったもの。とはいえデイリー・メールなどは比較的飛ばし記事が多いため、本当に銀メダル拒否に波紋が多数派なのかは話半分の方が良いかとも思われます。ただし日本でもマロ・イトジェらの銀メダル拒否には波紋の余波が…。

上記ツイートのように、バスケやラグビーなどの協会の改革に取り組んでいる川淵三郎がマロ・イトジェらの銀メダル拒否には不快感。ちなみにスペルは間違えたと謝罪しています。

 

マロ・イトジェの銀メダル拒否への波紋に対する反応

マロ・イトジェらが銀メダル拒否する動画があがる一方で、優勝した南アフリカの表彰式動画はこちら。

喜びを爆発させているため、マロ・イトジェの銀メダル拒否が対象的に映ってしまうという結果に…。そんなマロ・イトジェの銀メダル拒否に関する反応はこちら。

  • 礼儀を重んじる国なのにただ寂しい。
  • せっかくの素晴らしい試合だったのに…
  • 悔しいのは分かるけどただの駄々っ子
  • 潔さがない、応援してくれた人を侮辱している
  • 優勝へのこだわりが強いのは大切だけどこのような場では慎むべきだった
  • 悔しいだろうけど敗北は認めるべき
  • 堂々と銀メダルを受け取ってほしかった
  • ノーサイトの精神とは別だとは思うが…
  • ラグビー発祥国の名を汚す行為

この辺りは難しい所。やはり真剣にやっている人ほど勝利のこだわりが強くなり、それが向上心となるので闘争心は必須だとは思います。負けて悔しいのは当然ですが、ラグビーはノーサイドの精神があるスポーツとして話題になってきたわけで。それが決勝戦でその精神がなかったかのような態度はさすがにまずいかなと。 

とはいえ常に最適解を選べるかと言われるとそうではないわけで。決勝まで本気でやってきて、自分たちが破ってきたチームの思いも背負ってるわけなんですよね。現に南アフリカが優勝したことで日本ではツイッタートレンドに「実質2位」という半分ネタなワードがトレンドになったので、やはり自分たちを破ったチームが1位になってくれれば「あのチームは強かった」と思うことができるんです。

そういうのを考えるとマロ・イトジェらが銀メダルを拒否したからと言って紳士的でない!と一方的に批判をするのもなぁと思ってしまいます。本気でやっている世界の人たちにしかわからないことはあるでしょうし。