きゃりーぱみゅぱみゅに加藤清隆がツイート!多くの人に反論

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きゃりーぱみゅぱみゅ加藤清隆が怒りのツイート。発端は現在もトレンド入りしている「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグ付きのツイートに普段は政治発言をしない著名人らも多く参加したため。

加藤清隆は「たかじんのそこまで言って委員会」で朝日新聞社の社長と絶交をするなど比較的政権よりのスタンスの人物。そんな加藤清隆が今回の多くの著名人らのツイートに対して反論。今回はどのように反論したかについてみてみましょう。

きゃりーぱみゅぱみゅのツイートに加藤清隆反論も…

出典:加藤清隆ツイート

加藤清隆がきゃりーぱみゅぱみゅのツイートに反論したのは2020年5月10日の13時頃。大まかな経緯としては以下の通りとなっています。

  • 2020年5月に「検察庁法改正案」が審議入り。
  • この改正案は検察庁検事長の黒川弘務を次期検事総長にさせるためではないかと指摘されていた。
  • そのため「#検察庁法改正案に抗議します」というハッシュタグが300万以上もツイートされるなどトレンド入り。
  • 普段は政治発言をしない著名人らも多くツイートをしていた。

そうして加藤清隆はそのような著名人らのツイートに対して反応。しかしどうにもその指摘の仕方が「上から目線」「馬鹿にしている」として批判が殺到。まずは加藤清隆ときゃりーぱみゅぱみゅのツイッターでの主なやり取りは以下の通り。

  • 加藤氏「歌手やってて知らないかもしれないけど検察庁法改正案は国家公務員の定年を65歳で揃えるため」
  • 加藤氏「陰謀論が幅を利かせてるけどでたらめな噂に惑わされないようにね」
  • きゃりー「歌手やってて知らないかもしれないけどって相当失礼」

この発言は加藤清隆の「歌手は政治のことをよく知らない」という考えが透けて見えるものであり、何様のつもりだと批判が殺到しています。また、他にも多くの著名人らのツイートに反応も。

追記

きゃりーぱみゅぱみゅが2020年5月11日にツイートを削除して訂正、謝罪。まずは発信した理由について「周りの信頼している友達がこの話をしていて」と明かし、「政治に詳しくない私のところまで話が降りてきた」と経緯を説明。

また、画像は間違っていると指摘も受け謝罪。ツイートを消した理由はきゃりーぱみゅぱみゅのファンの間でも意見が別れてリプライで激論。

それが悲しくなりツイートを削除。削除した理由を語らないと「逃げるな」などと言われると思ったので先に理由を書いたとしています。

更に追記

きゃりーぱみゅぱみゅの上記ツイートの「降りてきた」について「友達と話して自分の耳に入ってきた」というニュアンスで使ったと12日に補足。

何故補足したかと言うと、この言い回しが「事務所案件?」「上の人から降りてきたってこと?」と誤解を招きかねなかったため。

様々な人物に反論をしていた

加藤清隆が「#検察庁法改正案に抗議します」とツイートした人に抗議・反論をしたのはきゃりーぱみゅぱみゅだけではありません。主なやりとりについては以下の通り。…ただし一番反響が大きかったのはきゃりーぱみゅぱみゅ。

反論対象者主な内容
日本共産党委員長・志位和夫「コロナ独裁」とか、勝手なこと言って
立憲民主党代表・枝野幸男

事務総長の人事権は確かに内閣にありますが、だからと言って検察庁を直接指揮できないことも知ってますよね?

女優・秋元才加事務総長の人事権は内閣にある。だからといって検察庁を直接指揮できない事ぐらい知っておいて下さい。日本は韓国とは違うんです。
国際政治学者・三浦瑠麗内閣の言いなりになる検察庁を作るような陰謀論こそ排除すべき。日本は検察庁を2つに分けた韓国なんかとは違うぞ
元総合格闘家・高田延彦

プロレスで忙しくて知らないのだろうが、検察庁改正案は65歳定年制導入のため。改正案が施行される22年4月に安倍さんがまだ総理をやってると思うか?

小説家・室井裕月「陰謀論はあなたみたいな俗耳に入りやすい」「22年4月に安倍さんがまだ総理をやってると思うか?」「少し考えればわかること」
俳優・井浦新「保身のために都合よく」って誰のため?
俳優・浅野忠信浅野訓、こういうデタラメな陰謀論に与せず、役者として全うして下さい。

こうみると加藤清隆は芸能人にかなり厳しい…というか政治のことは良くわかってないだろうというスタンスで接している印象が強いですね。言葉は比較的丁寧ですけど。また、政治の世界の人にはかなり強い言葉を使っています。

ネットの反応

  • 発言がいちいちとんでもだな。
  • いやいや、失礼極まりないツイじゃないのこれ?
  • いろいろな人を説き伏せようとしてるけど…うーん
  • 驚くほど失礼ですねこのおじいさんは。
  • 歌手だから知らないだろうってマウントはちょっとないな。
  • きゃりーさんきちんと反論するの凄い。
  • 歌手やってたら知らないと言える発想はないわ。

加藤清隆の主張する「改正案が施行されるのは2022年4月」という事、そして「一般公務員の定年が60歳、検察官は63歳なのを65歳に揃える」というのは事実。

また、定年の段階的引き上げについて話が出たのは2011年9月。民主党の野田内閣時代に既に行なわれています。

出典:人事院公式サイト

つまりつい最近、黒川弘務の定年を延長するために降って湧いた改正案ではないということです。実際に黒川弘務の定年延長の是非はともかく、この検察庁法改正案については施行日が2022年4月なので成立したとしても無関係。

黒川弘務は1957年2月生まれなので2022年4月、つまり施行日の前に65歳となり定年を迎えます。…とはいえ個人的には今やるべきことなのかと言われると個人的には疑問。

2020年1月31日に黒川弘務・東京高検検事長の定年延長を閣議決定したので、本当にそのような意図が無かったとしても流れとしてはパッと見意図を感じてしまいますよね。この時期にいますぐ必要なものだったかと言われると…。