式守与之吉休場理由は病気。ギランバレー症候群を克服し現在復帰

大相撲幕内格行司の第十代式守与之吉
2018年3月には体調不良のため
春場所休場を発表。
後にその球場理由の病気は
難病である「ギランバレー症候群」
であると発覚しました。

式守与之吉が休場から復帰したのは
2018年9月の日馬富士引退披露大相撲。
本場所復帰としては
九州場所からということになります。

今回は式守与之吉休場と
復帰してからの現在までについて
みてみましょう。

 

■式守与之吉について

名前:式守与之吉(しきもり よのきち)
本名:菊池浩(きくち ひろし)
生年月日:1968年11月15日
出身:宮城県

式守与之吉は1984年3月場所で
式守国浩の名前で初土俵。
2001年1月場所で十両格になり
8代式守錦之助に。

2009年1月場所で幕内格になり
12代式守与太夫に。
そして2016年1月場所で
10代式守与之吉となっています。

式守与之吉は巡業がない時期は
若手行司に指導をしていると
日本相撲協会の公式ツイッターが
明かしてもいたり。


 

■式守与之吉休場

そんな式守与之吉が休場をすると
日本相撲協会が発表したのは
2018年3月のこと。

このときは式守与之吉休場理由は
体調不良のためであり
2018年5月中旬まで
リハビリを行うとしていました。

あくまでも式守与之吉休場理由は
体調不良とのことで具体的に
どのような病気であるかは明かさず。

■休場理由はギランバレー症候群

式守与之吉の休場理由が
獅子の力が入らなくなる難病の
ギランバレー症候群であると
明かされたのは
2018年9月20日の事。

式守与之吉が休場から復帰の
目処がついてからのことでした。

式守与之吉は2017年12月8日、
宮崎市巡業の日に肩が上がらず。
翌日は更に症状が
悪化しており現地で入院。
ギランバレー症候群であると発覚。

まずは東京にもどりますが
その時点では車椅子を使用せざるを得ず。
東京に戻って入院しますが
2018年3月までは起き上がることもできず、
復帰は絶望的だと直感。

体重も10キロも痩せますが
なんとか気を持ち直し
2018年4月からようやく歩けるように。

2018年6月には退院し
再発の恐れがなくなったため
休場理由がギランバレー症候群であると
公表をしたとのこと。

そして2018年9月30日の
日馬富士引退披露大相撲で
式守与之吉は土俵復帰をし、
九州場所で本場所復帰。
 

■その後の式守与之吉

式守与之吉は2018年は5場所連続で休場。
九州場所から土俵にもどり、
初場所で復帰2場所目
ということになります。

そして2019年1月20日、
大相撲初場所8日目は
2年ぶりとなる天覧相撲。
平成最後の天覧相撲でもあり
注目度の高かったこの日、

皇后陛下が最初に質問をしたのは
「与之吉さんは大丈夫ですか」と
休場をして復帰2場所目の
式守与之吉を気遣う質問。
この質問を受けたのは
説明役である八角理事長。

式守与之吉は後から八角理事長と
皇后陛下とのやりとりを聞いて
以下のようにコメントを出しています。

「びっくりです」
「ありがたいですし、
びっくりです」
「光栄で…今日は眠れないですよ」

 

■おわりに

また、少なくとも式守与之吉は
天覧相撲の際にはまだ
ギランバレー症候群を
完全に克服したとは
言い難い状況であるとも明かしています。

実はまだ手の握力が完璧に戻らず。
軍配を握るのは大丈夫なものの
箸でラーメンを食べるなどは厳しい・

月に1度病院に通って
リハビリのプログラムをもらって
それをこなしているとしていました。

そんな式守与之吉ですが
2019年3月24日、
大相撲大阪場所の千秋楽では
前頭十三枚目の友風(180キロ)が倒れます。

友風の後ろにいた式守与之吉は
それを受けて土俵下に転落。
式守与之吉は後頭部を
打ち付けたように見えました。

しかし式守与之吉は軍配をあげて
すぐさま土俵に復帰。
現時点でのコンディションは
かなり良いものであると思われます。