「会いたい」を作詞した沢ちひろ。
歌手の沢田知可子とは「会いたい騒動」、
つまりは替え歌騒動で有名になっていました
最終的には和解をし、お蔵入りしていた曲を
沢田知可子に送るなど
強固な絆で結ばれた結果に。
今回はそんな沢ちひろの代表曲、
実話を元にした「会いたい」についてと
会いたい騒動と
その結末について見てみましょう。
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■沢ちひろの「会いたい」について
「会いたい」は沢ちひろが作詞した、
沢田知可子の八枚目のシングル。
1990年に発売されミリオンセラーになり
1991年には第24回全
日本有線放送大賞を獲得し
第42回NHK紅白歌合戦に出場をしています。
現在のところ沢田知可子
最大のヒット曲であり
沢田知可子といえば「会いたい」
といったイメージを
持ってる人も多いのでは。
私も「会いたい」はリアルタイムでこそ
聞いていませんが親が好きだったので
小さい頃に車で移動中に
カセットを流していたため
口ずさめる程度には
慣れ親しんだ曲だったりします。
■沢ちひろと沢田知可子の「会いたい騒動」
そんな個人的にも
思い入れのある曲の「会いたい」ですが
作詞家の沢ちひろと歌手の沢田知可子の間で
裁判沙汰になってしまっています。
発端は2013年9月のバラエティ番組
「さんまのスーパーからくりTV」。
歌手の沢田知可子が
「会いたい」の替え歌を披露。
替え歌で歌詞が
以下のように変わっていました。
■元の会いたいの歌詞
「今年も海へ行くって
いっぱい映画も観るって
約束したじゃないあなた約束したじゃない
会いたい」■替え歌の会いたいの歌詞
「カラオケみんなが歌って
いっぱいお金入るって
全くウソじゃない歌手は一銭ももらえない
泣きたい」
そして2014年7月に沢田知可子が
発売したアルバムには
英語のコーラスが入った
「会いたい with INSPi」が収録。
沢ちひろは沢田知可子に対して
替え歌により精神的苦痛を受けたとして
慰謝料200万円を請求し
タイトルと歌詞を無断で一部改変したとして
CDの販売元を著作者人格権侵害で
提訴をしています。
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■「会いたい」は沢ちひろの実話をベースに…
実は会いたい騒動は正確に言うと
替え歌が発端ではありません。
「会いたい」は沢ちひろが
小学生のころに
なくなった母親を思って作ったという、
沢ちひろの実話をベースにした歌。
しかし沢田知可子は
学生時代に先輩を
事故でなくしたエピソードを披露しており
そのことが長年引っかかっており
替え歌にしたことによって
怒りが爆発したようです。
■会いたい騒動の結末
会いたい騒動は、最終的に沢ちひろが
ストレスによる低カリウム血症で
緊急入院をして一時意識不明になり、
一週間集中治療室に入ることになったので
ストレスの原因である裁判を中止するため
2015年7月9日に訴訟を取り下げています。
■おわりに
最終的には沢ちひろは2009年に
親族とともに作詞した「冬のほたる」を
なくなる直前に沢田知可子に託し、
この曲が沢ちひろの遺作となりました。
曲を提供するほど
関係が修復していたのは個人的に良かった。