上本博紀が引退。弟の上本崇司と兄弟試合を7月にしていた

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上本博紀の引退が明らかになりました。上本博紀は11月に阪神タイガースから戦力外通告を受けて退団が発表されており、今後どうするかが注目されていましたがトライアウトに参加せず引退。

また、弟である広島・上本崇司との兄弟対決も2020年7月にしており現役最後の年に思い出に残る一戦も。今回は上本博紀の引退と弟の上本崇司との兄弟対決についてみてみましょう。

上本博紀が引退発表

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上本博紀が戦力外通告をうけたのは2020年10月29日。2008年に入団して2014年から3年間阪神の選手会長も務めましたが、近年は怪我に悩まれていました。

2012年春には左肘内側の側副靭帯負傷、2013年2月には左足首の前距腓靱帯を損傷。2014年には右手親指を骨折し、2015年8月には左上前腸骨棘(こっきょく)亀裂骨折。

2017年5月5日に右足首を負傷してオフシーズンの11月9日には右足関節をクリーニング手術。そして翌年の2018年5月5日には左膝を負傷。特に2018年の怪我は左膝靭帯損傷で6月に再建手術をした結果、2019年に怪我の影響が残ってしまいました。

そうして2020年10月に戦力外通告をうけた上本博紀は11月3日に最後の練習を終えて退団。この時点では引退せず他球団移籍を目指すと行った方向でした。また、11月11日の一軍の試合の話は出ていたものの、上本博紀は色々な思いがありこの話は断った事、ただしその日に最後の挨拶に行くという事だけは説明。

2020年12月7日に非公開で行われたプロ野球12球団合同トライアウトに上本博紀は参加せず。既に他球団から移籍の話が出ているのかと思いきや、現役引退を決意したという事を2020年12月22日に発表。

引退理由の一つは「体も痛い」と現在も靭帯の手術の影響で体に違和感がまだある事を明かしています。上本博紀は現役引退をしますが来シーズンからタイガースアカデミーのコーチに就任。

弟の上本崇司と兄弟対決

上本博紀の弟は広島東洋カープの上本崇司。野球を初めたのも兄の上本博紀の影響であり、2012年のドラフト会議で広島東洋カープから指名を受けて入団。

兄の上本博紀は2003年夏、弟の上本崇司は2008年夏の甲子園で史上初となる兄弟そろっての甲子園先頭打者本塁打を放つという記録を保持してもいます。

また、2013年9月18日には阪神・上本博紀と広島・上本崇司として初めて同じフィールドに立ちました。二人共スタメンではなかったものの、7回表に弟の上本崇司が遊撃で出番が来ると兄の上本博紀が二塁で起用。きっとどういう顔をしたら良いかわからない。

そして2020年7月4日には広島-阪神戦があり上本兄弟対決再び。このときは揃って二番、二塁のスタメン。兄弟が別れて同じ打順、同じポジションで先発は珍しくなんと65年ぶり。兄の上本博紀の現役最後の年に65年ぶりの同ポジションの兄弟対決というのは思い出に残る一戦に…。

上本博紀の引退まとめ

  • 上本博紀は怪我に悩まされる野球人生だった。
  • 靭帯の手術の影響で体に違和感が残る。
  • 現役を希望していたが怪我が理由で引退。
  • 来シーズンからはタイガースアカデミーのコーチに就任。
  • 弟の上本崇司との兄弟対決は2020年7月で色々な条件が揃ったのは65年ぶり。

上本博紀は現役引退をしてタイガースアカデミーのコーチとなりますが雑務も増えそうで体的に大丈夫なのかが少し心配な所。さすがに上本博紀を補佐する人は色々多くてそこまで肉体を酷使する場面はないのでしょうけれども。

上本博紀は本当に怪我さえなければ…という印象。怪我さえ無ければ他球団から移籍の声がかかりそうだと思ったのですが、やはり手術後に思うように結果が出せなかったのが響いたのでしょうか。また、タイガースアカデミーは「オンライン相談室」などの動画も公開しています。

もしかしたらこのように上本博紀もタイガースアカデミーのコーチとしてオンライン上でまだファンに姿を見せてくれる可能性も…?