佐々木宏の経歴が凄い。オリンピック演出で渡辺直美を…

佐々木宏 芸能

佐々木宏(ささき ひろし)が東京オリンピック開会式の責任者として任命されてまさかの文春砲。文春によると渡辺直美の事をブタ扱いしオリンピッグという造語を誕生させていました。

佐々木宏は電通出身のCMクリエイターとして数多くの有名なCMシリーズを手掛けてきていました。そんな佐々木宏がまさかこんな形で文春砲の餌食になるとは…。東京オリンピック自体が本当に無事に開かれるのか不安視しているなかでマイナス材料。

今回はそんな佐々木宏がくらってしまった文春砲についてと佐々木宏の経歴などについてみてみましょう。

佐々木宏が文春砲

佐々木宏

出典:東京コピーライターズクラブYoutubeチャンネル

佐々木宏が文春砲をくらったのは2021年3月17日。佐々木宏は2020年12月23日に東京五輪・パラリンピックの開閉会式の総合統括に任命されました。佐々木宏は2018年7月にパラリンピックの開会式・閉会式を担当していましたが、全体の統括役になった形。

これは今までの7人体制では判断などに時間がかかるため、オリンピック担当、パラリンピック担当というのをなくして全体ということで一本化をしてスムーズな意思決定ができるように変更したという事になります。そんな佐々木宏の文春砲はかなりの時間差。

2020年3月5日のオリンピックの開会式のグループLINEにて以下のようなメッセージを送っていたことが2021年3月17日に明らかに。およそ1年の時間差。

  • (ブタの絵文字)=渡辺直美への変身部分。どう可愛く見せるか。
  • 宇宙人家族が飼っている、ブタ=オリンピッグが、オリの中で興奮している
  • 空から降り立つ、オリンピッグ=渡辺直美さん

完全にイコールで結んでいるので言い逃れできず。このような佐々木宏のLINEへのメッセージについて他のメンバーは男女問わず猛反対。女性のメンバーは「気分よくない」「理解できません」という反応で、男性メンバーも「めまいがするほどヤバい」との反応。他のメンバーの反応が普通で良かった。

佐々木宏的には可愛い衣装でチャーミングに見せようと思ったとのことですが猛反対にあって現在は反省をしているとの事。椎名林檎は2018年に発足した開会式・閉会式のメンバーでしたが2020年12月22日に退いていました。…この件が影響したのでしょうか。

追記

佐々木宏が謝罪文を公表して辞任することが明らかに。2021年3月18日に大会組織委員会が記者会見をするとの発表がありました。謝罪文の主な内容は以下の通り。

  • 渡辺直美さんに対しては大変な侮辱となる。
  • これは取り返しのつかないことで心から反省してお詫び申し上げます。
  • 文春から取材を受けた段階で辞任すべきと考えていた。
  • LINEの内容は内輪でのやりとりのつもりだったが多くの方に伝わることになって渡辺直美さんにはお詫びをしてもしきれない。
  • 普段自分では多様性などきをつけているつもりだったら勘違いで自分の意識の低さに改めて気づいた。
  • 自らの思い込みや偏見などを見直して改めて生まれ変わりたい。

また謝罪文には追記部分があります。こちらは文春の記事を実際に読んでからの内容のようです。この追記にはMIKIKOさんという人物が登場しますがドラマ「逃げ恥」で話題となった恋ダンスの振付師。

2016年8月のリオ大会のセレモニー演出を担当したことからMIKIKOさんは2018年7月に東京オリンピックの演出チームの一員に選出されて演出チームの責任者になっていたという経緯です。しかしMIKIKOさんらの演出チームは2020年12月23日に解散。

そしてそれが乗っ取りではと報じられましたたが、佐々木宏は主に以下のようにコメント。

  • LINEの発言はオリンピックの開閉会式の事実上の責任者のMIKIKOさんから要請された「オリンピック開会式アイデアフラッシュ会議」での事。
  • 私(佐々木宏)の認識としては前任者の企画を乗っ取ったわけではない。
  • MIKIKOさんが中心で考えていたプランは白紙化していない。
  • MIKIKOさんの企画書の絵を使ってIOCに提案した。
  • MIKIKOさんは開会式に無くてはならない人物という認識で、仕切りをお願いするつもりだったが逐一お話できていなかった。

 

佐々木宏の経歴

名前佐々木宏(ささき ひろし)
生年1954年
出身大学慶應義塾大学法学部政治学科
出身電通

佐々木宏の上記動画は本人が長時間しゃべるのは意外と稀。佐々木宏の主な作品は以下の通り。

  • 缶コーヒーBOSSシリーズ
  • ソフトバンクCM白戸家の人々シリーズ
  • サントリー「歌のリレー」
  • トヨタ自動車「ReBORN」
  • 2016年リオ五輪閉会式「安倍マリオ」

こうみると一度も佐々木宏のCMを見たことの無い人は日本にイないのではというレベル。特に缶コーヒーBOSSのシリーズはかなり長期化していますしね。ソフトバンク白戸家の人々についても以下のような動画が存在しています。

このように佐々木宏のCMは数多くありますがキャッチコピーも有名。麻薬撲滅運動の「ダメ。ゼッタイ。」。駿台予備校の「第一志望は、ゆずれない。」他にも「そうだ 京都、行こう」など今でも良く耳にする、もしくは覚えているフレーズも佐々木宏。

ただし「ダメ。ゼッタイ。」に関してはのりピーが途中でイメージタレントになったこともあり、効き目はなかったのかもしれないと自虐。

電通に入社しその後の経歴

佐々木宏は自分の性格があまのじゃくだと自覚。父親の仕事の関係で転校が多く続いており中学2年生の時に北海道から東京へ。しかしそんな時に父親が死去。

佐々木宏は父親の顔を見ることができず、母を支えるために無理やり笑顔をつくって人前では泣かないように。その時の経験から逆境などがあるたびにチャンスだと思うようにしたという。

そして佐々木宏は大学を卒業して電通に所属。最初は新聞雑誌局でしたが28歳にクリエイティブ局に。そこでコピーライターとなって30代半ばでようやくテレビCMに関わりました。

そこでクリエイティブディレクター、クリエーティブ局長職を経て2003年7月に電通の小会社である「シンガタ」を設立。そして2019年には個人事務所の「連」を立ち上げました。

おわりに

佐々木宏は日本を代表するクリエイティブディレクター。「人を喜ばす」というテーマの作品を多く制作しています。しかし今回の文春砲でグループLINEでは渡辺直美の容姿を動物に例えるプランを提出。

2020年3月と、なぜ1年前のLINEがこのタイミングで暴露されたのかは不明ですが、他のメンバーがそのプランを阻止してくれて良かった。ある意味では自由な発言ができ、それを批判もすることが出来るとも取れるので佐々木宏個人のプランはともかく集団としての自浄作用的なものはあるとも取れますが。

しかしこうなると佐々木宏はこのまま続投なのか、更に責任者が変わってしまうのか。なんだか色々と迷走をしている東京五輪・パラリンピック。本当に大丈夫なのだろうか。

追記

渡辺直美はこの件について全く把握しておらず。公式サイトにて「体が大きいのは事実」「見た目を揶揄されることも重々理解した上でお仕事をさせていただいております」とのコメント。

ただし「それぞれの個性や考え方を尊重し、認めあえる、楽しく豊かな世界になれる事を心より願っております」とも語っておりオトナな対応をしています。