現在保釈中の日産自動車前会長のカルロスゴーン。現在地はなんとレバノンであることが明らかに。カルロスゴーンは保釈中の身であり海外渡航は本来禁止。カルロスゴーンの日本逃亡は現在は許可を得ていない無断出国であると報じられており混乱が続いています。
カルロスゴーン、無断出国で現在地はレバノン
出典:カルロスゴーンYoutube
カルロスゴーンの現在地が中東のレバノンであると明らかになったのは日本時間で2019年12月31日の事。現在地は首都のベイルートであるとのこと。近い地図ですとこちら。
広めの地図で日本とカルロスゴーンの現在地のレバノンがギリギリ入る距離。
レバノンと日本の時差は7時間。日本のほうが7時間進んでいる計算になります。カルロスゴーンはトルコを経由してプライベートジェットで29日夜にレバノンへ。ちなみにカルロスゴーンの妻、キャロル夫人も4月に日本を脱出してパリへ。現在はレバノンで合流をしているのでしょうか…。
現在の所カルロスゴーンのレバノンにある邸宅には「本人は居ない」と警備員が語っているとしています。
無断出国は保釈条件違反
カルロスゴーンは2019年4月に保釈をされましたが東京に住むことを求められており、パスポートは弁護人に預けて海外渡航は禁止。東京地検は「保釈条件の変更は聞いていない」と語っているためカルロスゴーンが無断出国し、現在地がレバノンであることは保釈条件に違反する要件。
カルロスゴーンの代理人弁護士の一人は「何も知らない」「これから確認する」とコメントをしています。法務省幹部も現在確認中とのことで経緯は依然として不明。ただしカルロスゴーンが数日以内に記者会見を開くという情報も。
レバノンと犯罪人引き渡し条約は締結しておらず
実は日本は犯罪容疑者の引き渡しの国際条約はほとんど締結していません。実はアメリカと韓国の2カ国のみ。そのため海外逃亡をされると手出しができないことが殆ど。ちなみに2019年12月21日には鈴木馨祐外務副大臣が日本の外務副大臣として約3年ぶりにレバノンを訪問。謎のタイミング。
カルロスゴーンはレバノンでハッピーニューイヤー!
レバノンの新年はとても騒がしくお祝いをし、特にシュチのベイルートでは多くの家が大音量の音楽を流して騒ぎ、日付が変わる頃には祝砲がとてもうるさくなるとのこと。
カルロスゴーンも新年を前に自由の身(どれほど続くかはわかりませんが)。新年を海外で迎えるということで心が軽くなっていそうですね。
カルロスゴーンの現在地に関するネットの反応
ちなみにカルロスゴーンの保釈金は約15億円。保釈条件を守っていれば有罪判決を受けても返還されます。しかし逃亡した場合は保釈が取り消されて保証金が全額、または一部没取。無断出国なのでカルロスゴーンの保釈金は没取されることに。