DHCヤケクソくじのページで社長がサントリー批判で炎上

DHCヤケクソくじ ニュース

DHCがヤケクソくじというぶっとんだ名称のイベントをしてまさかの炎上。その炎上理由が、突如としてサントリーを名指しで批判して文面がそれこそヤケクソなものであったため。

正直な所今回炎上した部分についてはその段落まるごと言う必要ある?というもの。今回はそんなDHCヤケクソくじが名前とは無関係な所で炎上をしてしまった事についてみてみましょう。

DHCヤケクソくじで炎上

DHCヤケクソくじ

出典:DHCヤケクソくじ

 

DHCヤケクソくじは意訳すると予想売上高の1%をくじの形で還元するというもの。儲けが殆どなしの自棄くその気持ちでDHCヤケクソくじを開始したとの事。これだけを見ると炎上しそうには見えないのですが、最後の最後で突如変なことを言い出したのが問題。

DHCヤケクソくじ

このように、最後のあたりでDHCのCEOが名前を出してサントリーを批判しています。しかも表現が結構キツイ(筆者が黒塗りしました)とこれはさすがに炎上不可避。真偽も不明ですしね…。DHCのCEO個人の考えのように見られますが企業全体のカラーとしても見られてしまいかねません。

また、その表現についても個人的には初めて見たレベルです。検索をしてみると確かに2011年頃にそのように表現しているヤフー知恵袋や個人ブログなどは見受けられますが…。

社長はサントリー嫌い?

ありがとうございます。DHCは、『利用している(利用したい)機能性食品メーカー』第1位に選ばれました

出典:DHCヤケクソくじ

DHCのCEOはDHCヤケクソくじの説明で度々サントリーを特に敵視している姿が伺えます。経済産業省のアンケートで「現在利用している機能性食品のメーカー名」という結果を出してDHCが一位で12%、ファンケルが2位で4.6%、3位の大塚製薬が3.9%、そしてサントリーウエルネスが3.7%で4位という表をはっています。

これを見ると二位のファンケルを意識するのならまだわかりますが、サントリーという文字が幾度も文中に並びます。一部抜粋すると以下の通り。

  • 矢野経済研究所では(中略)売上金額の多寡でのみ優劣を決めているため、売上金額ではDHCはサントリーに負けていることになっています。
  • DHCはサントリーの3倍強の支持率を獲得しています(別表)。
  • 安いから買いたくないというサントリー種族を更に増やすことになります。

そして後は例の表現もあるわけで。ご覧のようにDHCヤケクソくじの説明で少なくともCEOは完全にサントリーを敵視している事が伺えます。

追記

上記の表を見ると何故サントリーを槍玉に挙げるかはわかりづらいですが、「通信販売健康食品売上高ランキング」を見るとわかりやすかったりします。

少なくとも2020年4月時点で発表された2019年実績ではサントリーウエルネスが一位でDHCが二位。一位と二位に大差がつけられているのがわかりますね。

実際にDHCのサイトで「売上金額ではサントリーに負けている」という表現があったので、こちらの表も意識はしていたのでしょう。こっちの表もDHCのサイトに併記されていればもっとわかりやすかったとは思いますが…。

2011年の鏡月が原因?

DHCのCEOがここまでサントリーを嫌いなのは2011年のサントリーの鏡月が原因ではと見られています。鏡月はサントリーが輸入、販売する韓国焼酎の「鏡月グリーン」の事。

サントリーはこの鏡月の説明文で「鏡月というその名前は韓国・東海(日本海)に隣接した湖の~」と記述。確かに韓国の物品なのですから向こうでどう言われているかを記述するのは必要かもしれませんが、日本海ではなく東海をメインに据えたことで炎上。

実際にこの当時はアメリカが日本海の単独表記を支持したことに対して韓国政府が反発するなどナイーブな時期でした。また、この表記についてサントリーは日本海に関する不適切な地名表記がありましたことを改めてお詫びしますと謝罪。

suntory

出典:SUNTORY:鏡月

このサントリーのお詫びページは今も尚残っています。DHC社長のサントリー嫌いはこのあたりの騒動が原因なのでしょうか…。

DHCは右寄りとして知られてもいた

また、DHCヤケクソくじで炎上をしているDHCですが元々右より、保守的な立場を取っている事は知られていました。コメンテーターが保守的論客である「虎ノ門ニュース」、「ニュース女子」などは制作がDHCテレビであり、DHCが運営元なので意向が強く現れています。

実際にDHCテレビは公式ツイッターにて右翼だと言われている事を認識しており解説動画も作っていたり。(ただしこちらの動画はすでに見ることが出来ません)

また、虎ノ門ニュースは2019年8月には韓国で「嫌韓的な番組を放送している」と批判されて不買運動に発展。DHCの韓国法人は謝罪に至りました。

ただしDHCテレビジョン代表取締役社長の山田晃は「韓国DHCが提供する商品やサービス、現地スタッフと、DHCテレビの番組内容とは直接何ら関係はありません」として不買運動は言論封殺ではないかともDHCテレビ公式サイトにて主張。

DHCヤケクソくじ炎上まとめ

  • DHCのCEOがサントリー嫌い?
  • サントリーを名指しで指摘。
  • 原因は2011年の韓国焼酎、鏡月か。
  • DHCは保守的な番組を制作。

しかしDHCヤケクソくじでまさか社長が名前を出してヤケクソな事を言うとは…。ここまでストレートにサントリーを嫌っている表現を見ると書き換えや乗っ取りというのも厳しい。

DHCテレビは批判をされても一貫した姿勢を貫いていますがDHCはこの件で何かしらコメントを出すのでしょうか。ちなみに私はDHC製品は元々使ってないために無風です。

正直な所サントリーなど他社を公式サイトなどで批判するのは今回のような表現が無くとも周囲の人はドン引きのような。なんというかプロレス的というかお互いやり合う批判なら良いんですけどね。

このあたりのやり取りが有名所でしょうか。こういうのは表でやっているのである意味逆に爽やかさを感じる。バーガーキングも海外アカウントですと割と煽りますよね。(日本でバーガーキングは縦読みしてマクドナルドに勝利宣言して炎上しましたけど)。

やはり今回のDHCヤケクソくじでのサントリーへの敵視はDHCにとって悪手のような気がします。ライバル企業なので何かしら思う所があるのは当然ですけれど、今回の書き方ですと違う思惑が透けて見えますからね。

追記

DHC(の吉田会長)が再び暴走。前述のヤケクソくじの説明文の場所に新たな文章が投下。今回はNHKを相手に激怒しています。

経緯としてはNHK「おはよう日本」の報道局ディレクターから「ヤケクソくじの説明文に差別問題が含まれているが何故未だにそのまま掲載しているのか」と問い合わせが来たのが発端。