桜井俊は定年で退官ではなく実は事務次官の任期自体が一年のため

嵐の櫻井翔の父親としても知られる
桜井俊が総務事務次官を
退任することが発表されました。

桜井俊が総務事次官と
なったのは2015年7月。

一年足らずで退任となりますね。
今回はそもそも事務次官とは
なんぞやという事についてと、

その理由が定年なのか
任期自体なのかについて見てみましょう

 

■事務次官について

端的に言うと一般職では最高の地位。
大臣、副大臣、政務官という
選挙で選ばれた各省の
上位三人を占める人を補佐する
官僚としては最高到達点です。

各省での四番目の地位で、
上位三人を補佐する立場ですね。
ちなみに桜井俊は総務省の事務次官。
国家行政組織法での
総務省は序列が一位です。

乱暴に言えば事務次官の中でも
トップということになります。

つまり桜井俊は官僚の中でも
最高位にいるということですね。
総務事務次官はおもったより
凄い偉い地位です。

■桜井俊の退任の理由について

そんな官僚として最高位の
総務事務次官になったものの
就任は2015年7月31日。
そして退任が発表されたのが2016年6月3日。
任期が一年足らずということになりますね。

これはものすごく短いように見えます。
ですが、実は任期は慣例的に
もともと事務次官の任期は
1年から2年程度なんです。

慣例的ということで、任期は存在しませんが
慣例を大きく超えることのほうが
稀なんです。

そして事務次官の定年は62歳。
桜井俊も62歳なので、事務次官の慣例的にも
定年だったとしても
何らおかしいことはないんです。

官僚のトップの任期が1年程度というのが
ちょっと意外では有りますけど。

ちなみに、現在の一番長く
務めている事務次官の就任日は
外務省事務次官の
齋木昭隆の2013年6月28日です。
長いといっても3年という。

そう考えると桜井俊が一年で
総務事務次官を退任したのも
全くおかしくはないことなんですよね、
意外ですが。
 

■おわりに

しかし官僚のトップである事務次官の任期が
1-2年っていうのはいいことなんだろうか。
長く居続けると何か利権とか絡んで
どろどろになりそうだなぁ
という気はしますけど

流石にもともとの任期が1-2年ですと
何か本格的にする前に任期が終わり
何もできないまま
次に引き渡すことになりそうな…。

もともと事務次官になるまでは
かなり上り詰めないといけないので
定年が近くなり任期が短くなってしまう
という面もあるのかもしれませんが。

各省の4番目の地位の人が
コロコロ変わるのはどうなんだろう。
ここのあたりのルールも
きっちりと変えたほうが良い気はしますね。