浅野正は文教大学の准教授。画像や経歴・研究は犯罪心理学専門

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文教大学の准教授である浅野正(あさの ただし)が逮捕されました。逮捕容疑は別居中であった妻の浅野法代(のりよ)さんを刃物で刺し死亡させた疑い。浅野正准教授の専門研究分野は臨床心理学・犯罪心理学。

今回はそんな浅野正准教授の画像や経歴、研究などについてと逮捕に至った経緯などについてもみてみましょう。

訂正とお詫び

記事公開時点(2020年3月18日午前11:45)から2020年3月19日午前10:00頃までのおよそ23時間に渡り見出し・本文での大学名の表記が誤っていました。現在は正確な大学名に修正をしてあります。誤った内容を記述してしまい申し訳有りませんでした。

浅野正の主な経歴などプロフィール

出典:文教大学ホームページ

名前浅野正(あさの ただし)
年齢51歳(2020年3月時点)
出身岐阜県

1995年に大学院を修了して法務省職員に。そしてその後に少年鑑別所、刑務所に合計12年勤務というのが簡素な経歴。浅野正の主な経歴については以下の通りとなります。

  • 一橋大学社会学部卒業
  • 横浜国立大学教育学研究科修士課程修了
  • 南イリノイ大学大学院(刑事司法)修士課程修了
  • 東京少年鑑別所、千葉少年鑑別所の鑑別部門の専門官
  • 越少年刑務所分類審議室調査専門官
  • 甲府少年鑑別所鑑別部門統括専門官
  • 千葉刑務所分類審議室統括矯正処遇官
  • 文教大学人間科学部臨床心理学科准教授

浅野正は2007年4月に文教大学に勤務。2015年4月に准教授になりました。また、浅野正は数多くの学会に所属をしており主に以下のような学会に所属をしています。

  • 日本ロールシャッハ学会
  • 包括システムによる日本ロールシャッハ学会
  • 日本心理臨床学会
  • 日本犯罪心理学会
  • 日本犯罪社会学会
  • 日本うつ病学会
  • 日本描画テスト・描画療法学会

浅野正がなぜ心理学を専門的に研究したか

浅野正は自己紹介にてなぜ現在のように心理学を専門的に研究するに至ったかについてを語っています。浅野正が語るには大学時代に「無意識の発見-力動精神医学発達史-」という本に出会ったことがきっかけ。

大学院時代には臨床現場に関心が広がるも卒業後はそれも途絶え、研究テーマは5年先、10年先まで続けられるものを選ぶべきだと思うように。

そして浅野正は前述のように大学院を卒業してからは少年鑑別所と刑務所で12年間勤務。アメリカの大学院に留学をして被害者支援を研究。そのようなこともあり浅野正の専門研究については心理検査・心理アセスメント領域と、非行・犯罪心理学。

関心のある分野は包括システムや力動的解釈に基づくロールシャッハテスト研究や、描画法の一つであるS-HTP法、加害者を対象とした心理教育の実施と、その効果測定、被害者に対しては、被害体験からの回復を意図した心理的援助の実践などであるとしています。

また、現在進行中である研究課題は「ロールシャッハ・テストのメタ分析による、犯罪者の心理アセスメントについての研究」であるとの情報が。ロールシャッハテストとは被験者にインクのシミを見せて何を想像するかを述べてもらい、それを分析することで思考などを推定するもの。実際のロールシャッハテストは下記の動画を参考にしてください。

浅野正の逮捕容疑

浅野正が逮捕されたのは2020年3月16日の18時頃。別居中であった妻の浅野法代さん(53)をバス停付近で待ち伏せ。そして自転車で買い物に出ていた浅野法代さんを後ろから押し倒して刺した疑い。現場は埼玉県庁前でした。

浅野正は浅野法代を刺したことは認めていますが刺した相手について妻とは言わず「知り合いの女性」という表現をしていました。

文教大学によると浅野正の性格は「物静かで温厚」としており、講義を実際に受けていた学生も口を揃えて「優しい先生というイメージしかない」と語っています。

浅野正と浅野法代は別居をしていた

浅野正が別居中の妻である浅野法代を刺した事件ですが「動機は言いたくない」として口を閉ざしています。ただし浅野正の家族は「数年前から夫婦仲が悪かった」と証言。

また、今まで浅野正は大学に住所を「川崎市」と届けていましたが逮捕後には職場であるキャンパスのある埼玉県越谷市に引っ越したばかりだったと説明。最近は別居状態であったととのこと。

今回死亡した浅野法代さんは国家公務員旧I種試験をパスして法務省いりをし2019年4月にさいたま少年鑑別所に赴任。統括専門官という立場でした。この時に夫(浅野正)と子供3人の5人家族で官舎への入居申請。しかしその後浅野正だけが別居という経緯。

浅野正は大学の自己紹介にて「加害者を対象とした心理教育の実施」などに関心があるとしていましたがまさか本人がその立場になるとは…。