香港デモに関連して日本人の逮捕が二人目となりました。逮捕されたのは21歳の東京農業大学3年生、井田光(いだ ひかる)。顔画像やFacebookなどは存在するのか、そして井田光の香港逮捕がディズニー帰りであったということについてみてみましょう。
井田光の逮捕の経緯
井田光が逮捕されたのは香港デモに巻き込まれた形。香港ディズニー帰りに現地警察に拘束されて逮捕をされたとのこと。
外交筋によりますと香港の抗議活動に関連して20代の日本人男性が17日、香港の警察に逮捕されました。詳しい容疑などは明らかになっていませんが、男性は17日の夜、学生と警察との間で激しい衝突が続いていた香港理工大学の周辺にいたところ、警察に拘束されたということです。
男性にけがはなく、健康状態も問題ないということで、総領事館の職員が面会するなどして支援しているということです。一連の抗議活動に関連して日本人が逮捕されたことが分かったのはことし9月に続いて2人目です。
外務省は香港に滞在する日本人に対し、「レベル1」の危険情報を出して抗議活動の現場には近づかないなど、十分、注意するよう呼びかけていました。
外務省関係者によりますと、香港当局に身柄を拘束されたのは20代の日本人観光客の男性だということで、17日、「香港ディズニーランド」に行った帰りに、香港理工大学にデモの様子を見に行った際、周辺で現地の警察に拘束されたということです。現地の総領事館で面会し、健康状態に問題はなく、けがはないということです。
出典:NHK
香港デモと香港ディズニーランドの位置情報
井田光は香港ディズニーランドに行った帰りに香港理工大学のデモの様子を見に行って2019年11月17日の夜に逮捕されたとのことですが、地図で位置情報を見てみましょう。
西に存在するのが香港ディズニーランド。東に存在するのが現在デモが激しい香港理工大学。電車でおよそ2時間程度かかるとのこと。井田光が現在滞在している場所が香港理工大学の近くであったと見られています。また、現在も香港ディズニーは営業中。
香港ディズニーで徳島の阿波踊りを観てきた!楽しかった(ㆁᴗㆁ✿) pic.twitter.com/VkSEBaRR1l
— ミルク🍼@文香P (@mirukufumikaP) November 16, 2019
しかし香港現地の人は現在の香港訪問に警鐘を鳴らしてもいました。
今までデモによる被害があまりなかった近所もホームの窓ぐっちゃぐちゃ。。。しかも平日「週末じゃないから!とかディズニー街中じゃないから!」と香港訪問はまじで危険だから辞めてください。。。私は今のところ無事です。 pic.twitter.com/z2q44YYSA3
— こじぷぅ (@pascal140823) November 14, 2019
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井田光の顔画像やFacebookなどは?
現在判明している井田光の情報は以下の通り。
名前 | 井田光(いだ ひかる) |
年齢 | 21歳(2019年11月時点) |
大学 | 東京農業大学3年 |
井田光が東京農業大学の学生であることは東京農業大学も確認済み。私的な旅行で訪れていたことを確認しています。現在の所顔画像やFacebookについてはそれらしきアカウントは存在せず。また、逮捕の経緯については前述のように香港ディズニーランドに行った帰りに香港デモの様子を見に行って逮捕。
井田光自身が何かをしたということでもないため情報はそこまで出ていません。このタイミングでデモを見に行くのは平和ボケではないか、との指摘こそありますが…。
井田光の逮捕は警察が香港理工大学に立てこもっているデモ隊に退去を呼びかけていたタイミングであったので時期が悪かったのかもしれません。また、香港は現在外務省により危険情報レベル1。外務省のHPでは以下のように記述されています。
「逃亡犯罪人条例等改正案」を巡っては,一部の抗議活動について,警察不許可にも拘わらず抗議活動が行われたり,ゲリラ的な抗議活動が行われるなど流動化傾向がみられ,また抗議者と警察当局の衝突がエスカレートしている傾向もみられます。抗議活動は空港や一部観光地を含め香港の広範な範囲で行われており,今後も抗議活動は継続し,かかる混乱が続く可能性があることから,香港を危険レベル1に引き上げます。
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井田光の逮捕理由は撮影の可能性も?
また、香港デモに関して多くの情報を出している周庭(アグネス・チョウ)。彼女によると香港警察は記者たちには、両手を上げて撮影を止めないと逮捕すると言い、警察が許可した場合にだけ取材権があるという荒唐無稽な主張をしましたとツイート。もしかすると井田光は香港デモを撮影しようとしてその結果逮捕されてしまったのかもしれません。
昨晩、多くの若者を理工大学に閉じ込めた警察は、デモ隊への救援を遮断するために記者と救急隊に大学から離れるよう呼びかけました。
記者たちには、両手を上げて撮影を止めないと逮捕すると言い、警察が許可した場合にだけ取材権があるという荒唐無稽な主張をしました。→ pic.twitter.com/ywFUV0kFKU
— 周庭 Agnes Chow Ting 😷 (@chowtingagnes) November 18, 2019
日本人の逮捕者は二人目だった
香港デモに関しては2019年8月31日の抗議活動に絡んで40代の日本人男性が逮捕。逮捕が発覚したのは2019年9月4日で、逮捕容疑も不明で発覚したときには既に保釈。そのため名前や顔画像は明かされずそのままでした。この報道はあまり大きく扱われなかったために香港を訪れる観光客の警戒心が薄かったのかもしれません。
しかし日本人で負傷者が直前に出ていた
香港デモは2019年11月11日に男子学生が実弾で撃たれたことを契機にデモ隊の反発が大きくなりました。その時に仕事で出張中の50代の日本人男性が旺角(モンコック)でデモに出くわして怪我。病院で治療を受けすぐさま退院との事で重傷ではありませんでした。
しかしこの事を外務省は重く見て15日には香港デモに関する注意喚起をアップデート。香港内における移動が制限される恐れがあるとして、抗議活動が行われている地域や混乱が予想される場所には決して近づかないこと、仮に出くわしても抗議活動の撮影は行わないことなどを注意していました。[affi id=4]
井田光の香港デモでの逮捕に関するネットの反応
井田光の香港デモに関連する逮捕についてはなかなか厳しい声も…。井田光の逮捕に関するネットの反応はこちら。
- 自分は香港に住んでいますが、地元の人間はデモでかなり神経質になっています。
この間のデモを撮影していた日本人に対する殴打事件しかり、デモ現場に興味本位で顔を出す事はかなりのリスクを伴います。日本人であろうが外国人であろうが無差別に攻撃されますし、逮捕もされます。デモ現場に遭遇したらすぐに遠くまで逃げるのが懸命だと思います。- 香港のために闘いに行ったなら心から称賛する
ただ冷やかしに行ったなら心から軽蔑する- 自己責任です!けど日本政府はお金を払って助けますよ。税金から払われます。これに対して納得しない国民もいるでしょう。その場合、顔と名前を出して謝罪するしかありません。お金も返してもらいます。
- 「危ない」と言っている所に行き捕まった奴は知らん。
その国の司法で裁いてもらえ。- 香港ディズニーランドの帰りだそうだけど、香港ディズニーランド内は割と平和なのかな?香港ディズニーランドでは徳島の阿波踊りもやっていたそうだけど。でもデモに巻き込まれないためにも香港への渡航は控えた方がいいですね。
- 物見遊山で対岸の火事を楽しみに行ったら巻き込まれたと。この学生、日本に戻ったらなんて最もらしい理由を言うか、今必死で考えているのだろうな。
香港デモで香港警察は撮影にはかなり敏感。井田光はディズニーの帰りに寄ったとのことですし、撮影をしていた可能性も。そして撮影をしていたのなら逮捕されたという可能性は十分にあります。もしそうであるのなら比較的平和な日本と、現在デモ真っ最中の場所を同じに考えてしまったのでしょうか…。