フライデーにより品物が少なくなった報道、そしてその後ストライキとなった事で話題となった佐野サービスエリア。そんな佐野SA上りにて再びストライキが行われた(?)ことが明らかになりました。今回の佐野サービスエリア上りのストライキの原因は加藤正樹の解雇要求。
ケイセイフーズは社長が交代しましたが、ストライキの中心人物である加藤正樹の解雇を新社長が要求しているようで…。今回は佐野サービスエリア上りのストライキが再び行われたこと、その理由は中心人物である加藤正樹の解雇要求であることについてみてみましょう。
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佐野サービスエリア上りのストライキ
東北道 佐野SAの運営会社が倒産危機で棚が空っぽの異常事態 | FRIDAYデジタル https://t.co/AhiIntGRkY #旅行 #経済
— FRIDAYデジタル (@FridayDigi) August 12, 2019
佐野サービスエリアが大きく話題になったのは2019年8月11日のフライデーの記事にて。NEXCO東日本が管理、ケイセイフーズが運営をしている佐野サービスエリアの上り。しかし売店などが極端に品薄状態になっていることが報じられました。その後2019年8月14日にはツイッターなどでストライキが起こったことが明らかになっています。
佐野SA 上り
商品はあるものの、ストライキにて売店は閉店中#佐野SA #ストライキ #ケイセイフーズ pic.twitter.com/OoCt0FcGI2— DJ-AmoN (@DJAmoN305) August 13, 2019
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一度目のストライキの原因
出典:Youtube
佐野サービスエリア上りの1回目のストライキの原因はキーマンである加藤正樹がツイッターやインタビューに答えており主に以下の通り。
- 2019年6月に親会社のメインバンクが新規融資凍結。
- 2019年7月に労使交渉。経営陣が融資凍結や返済滞納をしていた事を従業員らが知る。
- 2019年8月初旬、新規融資凍結処分情報が漏れたのか納入業者が逃げ出す。
- 商品の代金支払いを先払いにするとして納入業者を引き止める。
- しかしその条件を緩めるように社長が指示し、総務部長であった加藤正樹と意見が対立。
- 帰り際に解雇を言い渡されストライキ開始。
佐野サービスエリアは2019年8月14日にストライキ開始。16日には一部影響再開。ただし現金しか使えない状態であり完全復旧とは言えず。
話題の佐野SA上り線。現金会計飲みになってる件。
上り線、混雑してるけどお土産コーナーのレジがさばききれてない感じ。 pic.twitter.com/svnwyLJjNR— たろべえ (@tarobay_h789) August 17, 2019
つまりは佐野サービスエリア上りのストライキについては加藤正樹の解雇が理由ということになります。
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1回目のストライキは終わったが…。
佐野サービスエリア上りのストライキは一ヶ月以上続いていました。実は2019年9月17日には加藤正樹はデモを提案。
2019年9月22日に佐野サービスエリアなどでデモを行おうと言う計画。実はストライキ中、佐野サービスエリアのスタッフ新規募集が破格の時給1200円、1300円で会ったことに気づきます。従業員の殆どが時給800円からスタート。実はこれは「再委託禁止」という項目に抵触。
しかしデモの計画をした直後、2019年9月17日に社長が退陣し新社長が就任。佐野サービスエリア上りの既存の従業員がデモ予定日であった2019年9月22日に戻らないかという話に。
話がまとまって2019年9月24日にようやく通常営業再開。そして今までの岸社長が2019年9月末に退任。2019年10月1日には佐野市内で建設会社を営む新社長の福田紳一社長が就任。これで無事に終わったと思われていましたが…。
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まさかの2回めのストライキ?出来たのか不明…
しかし実は2019年9月17日の時点で福田紳一が新社長を引き受ける条件として、SNSで情報を発信していた加藤正樹の退職を要求。もしこの要求を飲まない場合、加藤正樹ではなく家族のいる諏訪正宏執行副委員長、執行委員の井原永治支配人らなど3人の組合役員に損害賠償請求訴訟を提起すると語っていたとのこと。
ちなみに加藤正樹らのストライキは違法だとして金銭の支払いを要求。要求額は物凄く高く、労働組合側にストライキ1日あたり800万円の支払いを要求。ストライキ期間は39日。3億円以上を要求していることになります。
このことに関して加藤正樹らはストライキなしで交渉をしたものの、全く動きがなかったため2019年11月8日にストライキをすることに。ただしストライキについては「午前7時から8時の人が少ない時間のレストランのみ」と、利用客に影響が出ない時間を設定。
【7時から佐野SAストに入ります・・・】
避けたかったストライキですが、福田紳一社長側は、損害賠償も取り下げない、私への退職勧奨を辞めないどころか話を進展させた(自宅待機命令)。
1時間だけ、最低限のスト。
お客様への迷惑は最小限におさめますので、ご理解頂ければ幸いです。。#佐野SA
— 加藤正樹@佐野サービスエリア上り線 労働組合 委員長(もうしんどい・・・) (@katosanosacojp1) November 7, 2019
実際にストライキが出来たかは不明。ストライキ破りに入られたとのことですが…。
ストライキ破り、入られました。#佐野sa
— 加藤正樹@佐野サービスエリア上り線 労働組合 委員長(もうしんどい・・・) (@katosanosacojp1) November 7, 2019
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佐野サービスエリアの2回めのストライキ理由も解雇要求
佐野サービスエリアの1回目のストライキ理由は加藤正樹の解雇要求。そして2回目も解雇要求と、ある意味で一貫しています。また、実は1回目のストライキの時点でケイセイフーズサイドは加藤正樹の退職と社長の退任を交換条件としていました。
一昨日からはじまった労使交渉の場で、経営側から
「岸敏夫社長が退任するから、加藤も辞職しろ」
という要求。
私は「もう私の辞職は自分ひとりで決められる段階ではない。みんなで相談して決断する」と返答。その他、いろいろあるんですが・・・そこですか・・・#佐野SA
— 加藤正樹@佐野サービスエリア上り線 労働組合 委員長(もうしんどい・・・) (@katosanosacojp1) August 21, 2019
確かに結果として前社長は退任しました。しかしそれを加藤正樹が退職を了承した上で退任したかと言われると不明。
会社側が「加藤正樹が退職しなければ他の人物に損害賠償請求をする」と語っている時点で、加藤正樹と会社側がそのような約束を取り交わしていないと見ても良さそうですが。交換条件を飲んでいたら会社側はそれを出せばよいだけですし。 個人的にはここまで来て加藤正樹を退職させると傷が広がるだけのような気がします。