ノーベル賞に最も近い男と言われていた吉野彰。
2019年10月にその通りに
ノーベル化学賞を受賞しました。
吉野彰は旭化成の名誉フェローであり
名城大学の教授。
今回は吉野彰がノーベル化学賞を
受賞したことについてみてみましょう。
[affi id=4]
■吉野彰について
#吉野彰 氏ら「グローバル・エネルギー」賞を授賞:ペテルブルグ国際経済フォーラム2013で #SPIEF http://t.co/5WhFhZGWzu pic.twitter.com/Zj658xVkWr
— ロシア・ビヨンド 日本 (@roshiaNOW) June 24, 2013
名前:吉野彰(よしの あきら)
生年月日:1948年1月30日
出身:大阪府吹田市
吉野彰は1970年に京都大学工学部
石油化学化を卒業。
1972年には京都大学工学研究科の
修士課程を修了。
そして2005年3月には大阪大学の大学院、
工学研究科の博士(工学)を取得。
吉野彰は1972年4月に旭化成に入社。
2003年10月には旭化成グループフェローとなり
2005年には旭化成の吉野研究室室長に。
吉野彰は現在は以下のような肩書を持っています。
■技術研究組合
リチウムイオン電池
材料評価研究センター理事長■名城大学大学院理工学研究科・教授
■旭化成名誉フェロー
■九州大学グリーンテクノロジー
研究教育センター・訪問教授
また、吉野彰は1999年から様々な賞を受賞。
以下は吉野彰が受賞したそのごく一部。
■1999年3月
リチウムイオン二次電池の
開発の功績で「科学技術賞」を受賞。
■2003年
文部科学大臣賞科学技術功労者。
■2004年
紫綬褒章。
■2014年
チャールズ・スターク・ドレイパー賞。
■2019年
欧州特許庁から欧州発明歌唱。
そしてコレに加えて
2019年10月にノーベル化学賞が加わります。
[affi id=4]
■吉野彰がノーベル化学賞を受賞
【☆SDGs×ノーベル化学賞☆】#ノーベル化学賞 に「リチウムイオン電池」開発の #吉野彰 さん❗️おめでとうございます!🏆🎌
吉野さんの胸には #SDGsバッジ が輝いています!😀#SDGs のゴール9は社会課題解決のための #イノベーション の重要性を謳っています。https://t.co/SFgJMM18yJ pic.twitter.com/KnX3iT8HVt— 外務省✕SDGs (@SDGs_MOFA_JAPAN) October 9, 2019
吉野彰がノーベル化学賞を
受賞したのは2019年10月。
小型で大容量の
リチウムイオン電池の原型となる
新しい電池の開発に成功したため。
吉野彰のノーベル賞受賞の
会見動画は以下の通りとなっています。
■吉野彰はノーベル賞に最も近い男と言われていた
実は吉野彰は以前から
最もノーベル賞に近い男と言われています。
吉野彰がリチウムイオン二次電池の
研究に着手したのは1981年。
試作品が完成したのは1985年。
当時はリチウムイオン電池の用途は
デジカメぐらいにしか無く、
まだそこまでブレイクせず。
大きな転機を迎えたのは1995年。
ウィンドウズ95が発売され
パソコンが一般家庭にも普及し始めたため。
そうしてパソコンが小型化したことで
当初から吉野彰が考えていた
「小型の電子機器を持ち歩く世の中がやってくる」
という予測は見事的中。
日の目を見ることになりました。
現在は社会の様々な分野で
普及が進んでおりノーベル化学賞を
受賞するのは時間の問題とも
言われていたという。
[affi id=4]
■名城大学の教授となった印象
吉野彰は名城大学について
研究環境が整っており
定期的に抗議を持ち、
若い人と直接接する機会が増えることについて
楽しみだと明かしていました。
また、吉野彰は現在はIT機器の電源として
成長をしているリチウムイオン電池が
次に電気自動車という節目を
迎えていると見据えています。
無人自動運転の時代になるとリチウム電池は
さらなるステージに入るとコメント。
また、吉野彰は名城大学では
学問の詰め込みではなく原点を理解し、
身近なことに関連付けて欲しいということを
大学院生に求めているとしています。
更に間違えても良いので
自発的に考えて何らかの仮説や
答えを導くことを重視。
双方向の講義を心がけているとのこと。
■おわりに
吉野彰が科学に興味を持ったきっかけは
イギリスの化学者であるファラデーの講演録
「ロウソクの科学」を薦めてくれたため。
吉野彰は実際に自分も原理を確かめ、
それを見た先生が褒めてくれて
嬉しかった思い出が今でも
鮮明に残っているとのこと。
ちなみに吉野彰はテニス歴35年。
現在も神奈川県藤沢市の
自宅近くで週に1回はプレー。
やはり仕事自体はインドアでも
体力があったほうが大成する気が…。