ここ数年、日本経済の影響から貯蓄から投資へと目を向ける人が増えてきています。投資と言ってもいろいろとありますが、今後技術進化とサービス充実により日常生活に広く普及すると予測されているメタバースに投資するという、メタバース投資があるのをご存知ですか。今回の記事では、ぜひ初心者さんにも知って欲しいメタバース投資について、メタバース投資の種類や特徴、始め方を分かりやすく解説していきます。
メタバースとは
メタバースとは、インターネット上に構築された3次元の仮想空間や、そのサービスのことを指します。ちなみにこのメタバースという言葉は造語で、英語の「超越(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせてできています。現在、メタバースの概念は、まだ新しく共通認識が曖昧で明確な定義が存在しません。そのため、さまざまな企業が「メタバース事業」という大きな括りで仮の定義を設け、メタバースの方向性を探っているという状態です。
メタバース投資とは
メタバース投資とは、メタバースに関連する暗号資産や作品、株式や不動産、技術などに投資することを指します。特に、メタバース空間で使われる独自トークンや仮想通貨は注目されており、これらの動向を把握することが投資判断において重要です。新しい仮想通貨の上場予定一覧(詳細を見る)もあわせて確認し、メタバース経済圏で成長が期待される通貨をチェックしておきましょう。メタバース投資にはいくつかの種類があるので、次のメタバース投資の種類で細かく説明していきます。
メタバース投資の種類
メタバース投資には、次のようなものがあります。
メタバース関連暗号資産への投資
メタバース関連の仮想通貨やトークンを扱っている銘柄への投資を指します。これらは、メタバース内でのアイテム購入やガバナンス参加、ステーキングなどの用途があります。投資を検討する場合のチェックポイントは、プラットフォームの完成度、月間アクティブユーザー数、提携企業の存在、トークンの時価総額などです。
メタバース関連株式への投資
日本を含む世界各国の株式のなかから、メタバースに関連する事業を展開する企業の株式に投資します。メタバース事業とは、構築、運営、関連技術の提供などを指しており、銘柄にはゲーム開発や、メタバースのプラットフォーム、VRやAR技術のHWメーカーが含まれています。最近の注目銘柄でもあります。
メタバース内不動産に投資
仮想世界内の土地や建物を運用する投資手法です。メタバース不動産は、現実世界同様にNFTとして購入が可能ですが、現実世界の不動産に比べて比較的安価で始めることができ、管理費や維持費はかかりません。ただし、メタバース不動産市場は新しいため価値の変動が激しいという特徴があるので心得ておきましょう
メタバース内NFTに投資
メタバース内には、様々な形をしたNFTが存在しており、投資の対象としても注目されています。ゲーム内で使用している武器や装備、カスタムアイテムや、車、アバターや土地なども取引対象です。
メタバース投資の特徴
上記のようにメタバースには様々な種類があります。ゲームであったり、コミュニケーションツールであったりと、
それぞれのメタバースには、独自の特徴や投資機会があるため、まずは自分に合ったメタバースを見つけることが大切です。メタバース投資では、管理費や維持費がかからない場合や、劣化や災害によるリスクもありません。また、不動産であれば、現実世界と比較してかなり格安で、入手することが可能です。
メタバース投資の始め方
メタバース投資は、投資したい対象によって始め方が変わってきます。今回は、メタバース関連暗号資産への投資とメタバース内の不動産投資の始め方をご紹介していきましょう。
メタバース関連暗号資産への投資の場合
メタバース関連銘柄の仮想通貨へ投資する場合は、事前に以下の2つを準備しておきましょう。
- 仮想通貨取引所の口座
- MetaMask(メタマスク)等の仮想通貨ウォレット
メタバース関連銘柄の多くは海外の仮想通貨取引所での取引が多く、国内の仮想通貨取引所ではあまり取り扱いがありませんので注意が必要です。
- 国内取引所で口座を開設する
- 国内取引所で元手となる仮想通貨を用意する
- 海外取引所で購入、もしくはDEXでスワップ(交換)する
メタバース内の不動産投資の場合
メタバースの土地を購入する場合の手順は、以下の通りです。
- 購入するメタバースの土地を選ぶ
- 土地の価格を確認する
- 仮想通貨取引所で購入に必要な仮想通貨を購入する
- 仮想通貨をウォレットに送金する
- ウォレットをNFTマーケットプレイスに連携する
- NFTマーケットプレイスで土地を購入する
まとめ
初心者さんにも知って欲しいメタバース投資について、メタバース投資の種類や特徴、始め方を分かりやすく解説してきましたがいかがでしたか?この記事を参考に、気になる選択肢は徹底的にチェックしてみてくださいね。