Xiaomiが謝罪。PR動画に原爆連想…きのこ雲と太った男

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中国のスマホメーカーであるXiaomi(シャオミ)の日本法人が謝罪をしました。謝罪内容はスマホの海外向けのPR動画がきのこ雲や太った男(ファットマン)が登場しており、原爆を連想させるといったもの。今回はXiaomiの謝罪についてみてみましょう。

XiaomiのPR動画は既に削除済み

出典:XiaomiのスマホPR動画(現在は削除済み)

問題となっったのはXiaomiの投稿した最新スマホ「Redmi Note9」シリーズのプロモーション動画。元の動画はおよそ2分ほどですが、以下のような5秒ほどの部分が原爆を連想させるとして話題になっていました。

この映像に繋がる少し前の部分では男性が寿司のようなものを食べるシーンが存在。寿司のようなものを食べた男性の体が風船のように膨張したためその様子が原子爆弾「ファットマン」を連想させ、その後のきのこ雲でさすがに偶然とは考えられないと一部で話題に。流れを整理すると以下の通り。

  • 男性が寿司のようなものを食べる。
  • すると男性の体が風船のように膨張し浮き上がる。
  • 男性が爆発。アメコミのような画面になる。
  • 豹が駆け抜けてきのこ雲があがり「FAST CHARGE」と文字が表示される。

Xiaomiが謝罪

この演出に批判を受けXiaomiの日本法人が謝罪。上記画像に書かれている謝罪内容については以下の通りとなっています。

この度、弊社の最新製品の海外市場向けプロモーションビデオに配慮に欠ける内容が含まれていた件につきまして、心よりお詫び申し上げます。このビデオは既に削除しております。

Xiaomiは、世界中のユーザーならびにあらゆる文化を尊重しています。今後、販促物の製作についてはお客様に寄り添うよう一層勤め、再発防止に取り組んで参ります。

しかしXiaomiが謝罪とはいってもあくまでもXiaomi Japanの謝罪。少なくともXiaomiのツイッターアカウント(@Xiaomi)では特に言及がなされていません。

過去に日本語専攻の学生を排除も

実はXiaomiは過去に説明会にて日本語専攻の学生について追い出すような発言をしています。その内容については以下のとおりです。

  • 2017年9月22日に中部河南省の鄭州大学で就職説明会を開催。
  • Xiaomiのイノベーション部門の責任者が発言。
  • 「英語やアラビア語を勉強している学生は歓迎」
  • 「日本語専攻の人はお帰りいただきたい」
  • 「日本語専攻なら映画産業にでも就職すれば?」
  • (中国の若者の間で「日本の映画産業」というと年齢制限のある作品の事を指すのが普通)
  • この発言はジョークだったのか会場の200人の学生には大受け。
  • しかし説明会を堆積した女子学生がCEOへの公開書簡として詳細を暴露。
  • 24日に「不適切な発言」として発言者の譴責処分。
  • Xiaomiは同じような問題が起こらないように対策をすると発表。

Xiaomiの謝罪についてのネットの反応

  • 炎上商法なんだろうけどあまり賢くないと思う。
  • Xiaomiは前から日本嫌いのイメージが強いね。
  • 日本が嫌いなのは別に良いけど原爆の事は触っちゃダメだろ…。
  • 配慮に欠けたって言うかどう考えてもそれ狙ってたよね?
  • 太った男だけか爆発だけならまだしも2つ揃うと偶然とは思えないよね。寿司みたいなもの食べてるし、町並みも日本っぽいの考えると3つ4つ揃ってるし。
  • Xiaomi本社が謝罪するべきじゃないの?日本に向けて謝罪したからメイン顧客の海外には何も言わなくていいやって事?
  • Xiaomi Japanは動画にはノータッチだろうにな。
  • でも謝罪文のフォントもこれ日本語のフォントじゃないよね?

このXiaomiのCMについては大仁田厚も激怒。

しかし過去の「日本語専攻はお帰り下さい」発言から3年も経っていないんですよね。再発防止は出来なかったということなのでしょうか。

説明会については個人の考えとして処分をしたのでしょうけれど、今回は動画には多くの人の手が入っているわけですしね…。誰かしら止めなかったのかと考えると、ウーンとなってしまいます。日本法人はさすがに動画にはノータッチでしょうから矢面に立たされた感がありまくりですが。