八ッ場ダムが台風19号でほぼ1日で満水に。10月1日に試験湛水開始

試験湛水により安全性を確認していた八ッ場ダム
試験湛水直後に台風19号と
生まれたてで実戦投入。

ほぼ一夜にして八ッ場ダムが満水状態に。
結果的に重要性が証明されました。
今回は八ッ場ダムと台風19号前後の
画像などについてみてみましょう。

 

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目次

■八ッ場ダムの大雑把な説明

八ッ場ダムが出来た経緯は1947年9月に発生し
大きな被害をもたらした台風、
カスリーン台風を受けて。

甚大な被害を出したカスリーン台風と
同等以上の台風の被害から
東京や利根川を守るために1952年に計画発表。

その後もダム建設反対運動があり
「八ッ場ダムの建設中止」を
マニフェストに掲げた民主党が
2009年8月に政権を取り事業中止。
しかしその後八ッ場ダムは
2011年12月22日に建設再開を発表。
2015年1月に着工をしています。

そして2020年の完成を目指し
2019年10月1日に
試験湛水を開始したばかり。

■試験湛水について

八ッ場ダムの完成は2020年3月を予定。
2019年6月にはダム本体の
コンクリート打設は完了。

まだ完成と言わないのは試験的に水を入れる、
試験湛水をしていないため。
試験湛水を行うことで安全性を確認。
水位を上昇させた後に水位を降下させる、
試験湛水を2019年10月1日10時40分より開始。
満水となるのは3-4ヶ月を想定。

しかし八ッ場ダムは今回の
台風19号にて一気に水位が上昇。

試験湛水前とその後の比較画像が
ツイッターにて多く出回っています。

こちらの定点カメラの動画をみると
ものすごい勢いで水位が
上昇しているのが一目瞭然。

ちなみに現在の八ッ場ダムの
画像はこちらとなっています。


(画像は八ッ場ダムライブカメラより)

今回の台風19号では
わずか1-2日で年間降水量の
3-4割が降ったとされています。
八ッ場ダムが試験湛水をしておらず
水をためないでいたらと思うと…。

実際に八ッ場ダムがあれだけ
水をせき止めていても
利根川は氾濫危険水位を超えて
堤防決壊の恐れがある状況です。


(画像はYahoo!天気・災害より)

 

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■おわりに

八ッ場ダムの試験湛水は
想定だと3-4ヶ月。
しかし台風19号により一気に水位が上昇。
これはこれで試験湛水は
どう判断すれば良いのか…。

ちなみにおよそ一週間経過した
2019年10月7日には下記のような
状況となっています。


(画像は八ッ場ダム公式サイトより)

今回の八ッ場ダムの台風19号による
ぶっつけ本番的な成果は
素人目だと凄いと思えますが
八ッ場ダム関係者は裏で凄い走り回ってそう。

台風19号と八ッ場ダムの件は
専門家らの検証などを交えて
絶対ドキュメンタリー番組になる。

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